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早くその快感から逃げたいが両手を拘束されているのでなんの抵抗も出来ない。それに今は口を閉じているから中に侵入されることは無いけど油断したら侵入されてしまうだろう。
あと、単純に乗っかられているので女の私には重くて苦しい。
数秒後、先程までずっと押し付けるまでのキスだったものが段々と舌を私の唇にツンツン、と舌を突き出してきたのだ。それはまるで
｀舌を出せ、口を開けろ｀
と言われているような気がした。
そんなの嫌に決まっている。何故私が過去に付き合っていた男に深いキスをされなきゃいけないのだ。それに今は一応仕事中だ。店長怒っていないかなぁ。ショッピくん怒っていないかなぁ。シャオちゃん大丈夫かなぁ。減給されないかなぁ。なんて事を考えていたら、急に口を離され細い銀の糸が見えた後ゾムが喋りだした。
「口開けてやA、気持ちよくしたるから、ナ？」
そう言ったゾムは一番頬が紅潮していた。
私は気持ちよくもなりたくない、そう言おうとした時、ゾムは、こいつは、息が出来ないように私の鼻をつまんでまた先程と同じ様にキスをしてきたのだ。まさか鼻をつまんできたのだ。
何秒か押し付けられるキスをされて私は鼻で息が吸えなくなり苦しくなり、少しだけ、少しだけ、ゾムにバレないように口を開けた。数センチの間。しかし、現実とは甘くないものである。
私が口を開けたことに気づいたゾムが一瞬ニヤニヤ、と笑いその数センチの間から、舌を入れてきたのだ。
ゾムの舌が入ってきて私はその舌から逃げ回ることしか出来ない。もう嫌だ。なんで私がこんなことにならなきゃいけないのだ。もう全てが辛くなる。そう思ってしまい私の目から涙が出てくる。その涙は感情的なものかはわからない。もしかしたらこの行動に涙しているのかもしれない。
そんな事考えていたからか私の舌は、ゾムの舌に捕らえられてしまった。
くちゅくちゃ、と舌と舌がぶつかり合う卑猥な音がこの一室に響き渡る。静かな部屋にこの音なので私の脳にも直接響く。
ちらっとゾムの顔を見たら何故か蕩けたような顔をしながら私にキスをしてきていた。気持ちが悪い、気持ちが悪い。私は嫌悪感を感じることしか出来なかった。
もう息が限界。その時にやっとゾムの口が離された。それと同時にキラキラと光る銀の糸が繋がる。そうして、ゾムが一息置いた後、私は逃げればよかったものの、疲れて動けなかった。すると、
ゾムが、私の服に手をかけてきたのだ。
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れもん(プロフ) - てんむすさん» わ!ありがとうございます><頑張ります~ (2022年10月4日 7時) (
レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。これからも投稿頑張ってください！ (2022年10月3日 19時) (レス) id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - てんむすさん» すみません...寝ぼけて間違えていました。教えてくれてありがとうございます！ (2022年10月3日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて貰っています。35の後に39とはなにか、意味があるのでしょうか？謎解き要素ですか？少し指摘じみたコメントですがお願いします。 (2022年10月2日 23時) (レス) @page38 id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてますね！ (2022年10月2日 22時) (レス) id: a79d027df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2022年9月10日 19時
