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周りの声が鮮明に聞こえ始める。二三回パチパチと瞬きを繰り返しはっきりとした鮮明なキャバクラの天井があたり一面に広がる。あれ、私何して...
「.....！A先輩起きましたか。おはようございます」
『あぁ、ショッピ君。お...はよう？あれ、仕事...』
私は何をしていたかの記憶がなにも覚えていないのだ。確か、やばい客に殴られそうになって、鬱が助けに来てくれて、そこからが思い出せない。
そんな事を考えているとショッピくんは驚きの言葉を言う。
「A先輩、襲われていたんですよ。だいせ...あの鬱ってやつに。なんかもうヤられる寸前というか、でもその時に先輩気絶して、俺にA先輩預けたって感じですよ」
その言葉を聞いた時怖気がした。襲われそうだった？鬱が？私を？...情報量が多すぎてもう何も考えられない。ショートしてしまった。
『......あぁ、そう...。』
これだけしか出てこない。もうあいつは出禁にしたほうが良いかもしれない。店長に言わないと、私自身が危険になってしまうだろう。
ショッピくんに教えてくれてありがとう、それだけ言い仕事に戻ろうとするとショッピくんに「先輩。」そうとだけ言われ振り返り「どうしたの？」そういう。
「先輩だいせ...鬱さんとどういう関係なんすか。なんか妙に親しかったような気がして、」
そういう彼の顔には少し焦りが見えた気がした。あくまで気がした、なのだが。
『別にそんなどういう関係じゃないよ。ただ鬱さんが私の大学時代の先輩で仲良く...ていうか一方的に関わられて、それが今まで続いてるって感じだよ。...それがどうかした？』
「あ、そうなんすね。先輩に恋仲なんて、いる、わけ無いですもんね」
失礼すぎだろこいつ。彼にはそういうところが結構ある。苦手というわけでは無いのだが、接してみてわかったことは掴みどころのない後輩というところしかわからないのだ。
そうしてやっと受付に戻ろうとしてもまたしても先輩、と呼ばれる。いい加減なんなんだ。そう思い少し苛つきながら「なに？」そう返すと
「俺のこと、覚えていませんか？俺、貴方と会ったこと一回じゃなくて、何回もありますけど」
思わずの告白にえ、と告げる。私と彼は会ったことがあった？いくら記憶を辿っても届かない。嘘、だと思いたいが、彼の顔は真剣そのもの。嘘とは思えないものだった。
「まぁ別に良いっすけどね。いつかわかることなんで。でも覚えといてください、
俺だって男ということを」
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れもん(プロフ) - てんむすさん» わ!ありがとうございます><頑張ります~ (2022年10月4日 7時) (
レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。これからも投稿頑張ってください！ (2022年10月3日 19時) (レス) id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - てんむすさん» すみません...寝ぼけて間違えていました。教えてくれてありがとうございます！ (2022年10月3日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて貰っています。35の後に39とはなにか、意味があるのでしょうか？謎解き要素ですか？少し指摘じみたコメントですがお願いします。 (2022年10月2日 23時) (レス) @page38 id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてますね！ (2022年10月2日 22時) (レス) id: a79d027df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2022年9月10日 19時
