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危ない。本能が動け。そう叫んでいる。そうだ。こいつを傷害罪で出禁にしちゃえばもう私はこいつが来るたび嫌な思いしなくても良いんだ。
気がついたら私は、5番テーブルの方へと走っていっていた。あぁ痛いのやだなぁと本来なら違うことを考えるべきなのだが私はもうそんな事考えれなかった。
ドスッッ！！
なんと不自然な音がしただろうか。男が出した手は私の頬にクリーンヒット。心做しか少し血の味がするような気がする。
泣き喚きたくなるような痛さを我慢して声を出す。
『お客様。黒服といえど人間です。貴方様がした事は傷害罪に当たります。それにこの私の顔が証拠です。もとは私の部下が貴方様に粗相をしたことが原因なのでしょうから。それは誠に申し訳ありません。彼にはもう一度一から指導致します。しかし、貴方様の血の気が多いことは前から理解していました。なので、代金は頂きません、なので、即刻ここから立ち去り、もう二度と当店には来ないでください』
そう話したいことを話し私は彼に向かって深く、深く頭を下げた。しかしそう簡単に物事はうまく行かない。厄介な事を考えているやつの脳内は理解できない。
こいつは
「ハァ？なんで俺が出禁になんなくちゃいけないの？おかしいだろ。だったらお前も、あそこの黒服も辞めるべきじゃないか？おん？」
といってきた。完全にイカれてやがる！！しかもそいつは、私に向かってもう一度殴ってこようとしてきた。次は顔ではなくお腹。女性の大切なところなのに。
もう無理だと思った。当たりどころが悪ければ本当にやばいかもしれない。それに私とこいつの距離はほんの何センチ単位だ。
目を閉じていた。他の黒服たちの焦った声やキャバ嬢の悲鳴のような声が聞こえる。それと同時に痛みを覚悟した、........
覚悟をしたのに一向に痛みが襲ってこない。何があったか気になりうっすらと目を開けると、そこには、
「もぉ、Aちゃんに会いたくて控え室言ってもAちゃんおらんくてどうしようかおもたらなんか俺の、Aちゃんが知らん輩に殴られてるわ、血は出てるわ、諦めてるわ、もう僕はお怒りやで？お客さん？』
『あ、あ、う、鬱さん....』
私を助けてくれたのは、どうやら私のガチ恋であるメンヘラヤンデレ男。鬱であった。
鬱さんは私を殴ろうとしていたやつの前で私を抱きしめ客を睨んで最大限の圧をかけ、そう聞いていた。
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れもん(プロフ) - てんむすさん» わ!ありがとうございます><頑張ります~ (2022年10月4日 7時) (
レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。これからも投稿頑張ってください！ (2022年10月3日 19時) (レス) id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - てんむすさん» すみません...寝ぼけて間違えていました。教えてくれてありがとうございます！ (2022年10月3日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて貰っています。35の後に39とはなにか、意味があるのでしょうか？謎解き要素ですか？少し指摘じみたコメントですがお願いします。 (2022年10月2日 23時) (レス) @page38 id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてますね！ (2022年10月2日 22時) (レス) id: a79d027df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2022年9月10日 19時
