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shaside
『....ここ.....しょ、....とこう』
『嬢.....きない....』
うっすらと声が聞こえる。何故か安心するような声が、俺の脳を支配する。段々と意識が覚めていきパチパチと数回瞬きをし目を開ける。
『......あれ？あ、起きましたか。お客さん、余程疲れてたみたいで』
「あーはは、すんません...」
なんと自分は疲労で倒れたというじゃないか。それもキャバクラで倒れるなんて恥ずかしい...。しかもここは...？
『あぁ、ここは黒服の控え室です。流石に倒れた男性をホール内に放っておくのは流石に駄っぽくて、ごめんなさいね。』
そう俺に伝えるAと寝っ転がってる間俺の目が合う。え？
ふと疑問に思うと俺は気づいてしまう。俺は、Aさんの膝の上で寝ていた。
「え、お俺、ずっとAさんの膝に...！？」
『？はい。だって、貴方はお客様で私は黒服。そして黒服の控え室のソファは少し硬いので』
そういう彼女は純粋な気持ちで俺を助けてくれたのだ。その優しさが俺の心の拠り所になったのだ。どこぞの女より、キャバ嬢より、女優より、
Aが大好きになったのだ。一瞬で。彼女には、誰かを虜にさせる能力がある。俺はキャバ嬢よりもAに、貢ぎたくなった。
しかし、黒服というのは貢げない。キャバ嬢でもない、簡単に言えば召使いの様な存在。それ故に好きになっても貢げないのだ。俺はどっちかと言うと好きになった女にはどうしても貢ぎたくなる。
そういうタイプなので貢げないのは死と同等と俺は思ってしまう。
何かをあげることで俺は愛を実感できる。しかし彼女はキャバ嬢でもない黒服。キャバクラのサブ要因みたいな人。
これじゃあ貢ぐ以前に恋仲にもなれない。彼女は彼氏がほしいとかそういうタイプではなさそうだが。大好きになったら止まれない。恋愛とはそういうものだ。
だから俺は性別も偽ってキャバ嬢となったのだ。好きな人のため。結ばれるためなら何でもやる。
もちろんガタイは誤魔化せない。なので店長には本当に女か？？と怪しまれたが神は元々男より比較的長かったし、顔も女のようだったから、どうやらゴリ押しで行けた。
勿論、キャバ嬢になったからにはおっさんとの関わり合いも必要だが、最初は顔がいいから指名されることもあったがその内に口コミに俺はやめたほうが良い。と何回も書かれて最近はほとんど指名されることはなくなった。
なので黒服の手伝いもするしそしてAと一緒に入れるから気に入っている.
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れもん(プロフ) - てんむすさん» わ!ありがとうございます><頑張ります~ (2022年10月4日 7時) (
レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。これからも投稿頑張ってください！ (2022年10月3日 19時) (レス) id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - てんむすさん» すみません...寝ぼけて間違えていました。教えてくれてありがとうございます！ (2022年10月3日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて貰っています。35の後に39とはなにか、意味があるのでしょうか？謎解き要素ですか？少し指摘じみたコメントですがお願いします。 (2022年10月2日 23時) (レス) @page38 id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてますね！ (2022年10月2日 22時) (レス) id: a79d027df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2022年9月10日 19時
