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#Search.29 ーRenー ページ29

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海「てかどうしたの?

二人のツーショット、めっちゃ久しぶりじゃん!」




「お前の姉ちゃん、

公園でこっわぁ〜い女子に絡まれとったんよ!!」






バッと俺を見上げたAが、眉間に皺寄せとる。






「なんや俺の次に

かっこいいやつがおるらしくてな、

そいつのことで修羅場展開しとったで!」






頭一個ぶん斜め下の方から

鋭い視線を感じたけど、気づかんフリした。






海「修羅場ぁ!?なに、ヤバい系?

てか、ねーちゃん好きな人いるの?

聞いてないんだけど。れん兄じゃなくて?」




「やんな?普通俺やんな?ほんま見る目ないわぁ」






シンプルにからかおうと思っとっただけやのに

目を細めてチラッとAを見下ろすと

ムキになったAがまた余計な口滑らせよった。






『平野くんの方が断然かっこいいから!』






しんど。そんなん聞きたないわ。

俺よりかっこいいとか、どんなやつやねん。





自分が言ったことに動揺しとるAの横で

突然、海人がその名前を叫んだ。






海「…え、しょう先輩!?」



「なんや、弟も同じ高校なん?」



海「うん!しょう先輩めっっちゃくちゃモテるよ!

あれは確かにかっこいいわ」






一人で納得しとる海人をみて

不意に危機感を覚えた。






「ライバル登場ってわけやな」



『は!?なんのライバル!?なにで競ってんの?』






どんくさ鈍感のAは無視して




会ったことないけどなんや気に入らんそいつに

敵対心を向け始めた俺をニヤニヤしながら

見とった海人から電話がかかってきたのは

それからしばらく経った日の夜のことだった。






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megminmg1225(プロフ) - 時々名前設定が未来ちゃんになっているのを、直してくれると嬉しいです。これからも応援してます^^ (2019年12月13日 0時) (レス) id: 32c6f54378 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:N | 作成日時:2019年11月26日 22時

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