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#Search.26 ーRenーページ26

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さてどうしようか。

「いじめはあかんよ～」なんて軽いノリでいくか

「こいつに用あんなら俺が聞くけど？」

なんてかっこつけてみるか

最近習得した

女子に効果抜群の色仕掛けでも使って全員落とすか

……そんなんやってもしゃーないか。

あれこれ考えながら歩を進めていると

そこに辿り着く前に、鋭い声が聞こえてきた。

「いっとくけど、

しょうくんは誰とも付き合わないから」

ようわからんかったけど、ラッキーなことに

いかつい顔した４の方の奴らは

それだけ吐き捨てたあと

どぎつい目でAを睨んでから

そのまま走って去っていった。

「なんなん、あれ。

全員はんにゃみたいな顔しとったで？」

とぼけた顔でフリーズしとる

Aの目の前までくると

頭一つ分下から俺を見上げてくる

その懐かしい感覚に、思わず胸が高鳴った。

感動の再会、とまでは言わんけど

俺にとっては結構な胸熱案件。

ぽかんとしたままのAに

それがバレんように、いつも通りを装う。

「もしかして俺邪魔やった？

これからいいとこやった？女同士の修羅場！」

胸の奥から溢れ出るものは抑えられんかったのか

無駄にテンション高めに出てしまった俺の言葉に

Aの眼光が鋭くなった。

『うるさい』

「うぉぉおおおい！

ひっさしぶりの再会を果たした＂顔面国宝＂

永瀬廉くんへの第一声とは思えんなぁ！！！」

心の中ではめちゃくちゃ喜んでる俺とは対照的に

この一年でさらにイケ化したと自負するほど

かっこよくなってるはずの俺のことなんて

Aはなんとも思ってないらしい。

だけど、１：４でガン飛ばされとったのに

動じてないフリしとるAが

実は強がりなだけってことくらい知っとるし

テンションマックスで騒いどる俺を横目に

Aが少し頬を緩めたのを俺は見逃さなかった。

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