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新学期でまだ使われていない綺麗な黒板に
俺が最初に汚していいのかと躊躇しながらも
自分の名前を書いた。
『平野紫耀です。よろしくお願いします。』
派手な金髪から、暗めの茶色に染め直した髪と
気崩さずに身につけた、新しい制服。
自己紹介のテンプレートのような
簡単な挨拶をして笑ってみせると
あたりまえのように教室に拍手が沸き起こった。
同時にあちこちで
いろいろ言われているような気がしたけど
とりあえず笑っといた。
「席は、……とりあえずあそこだな」
そう言った先生が指さす方をみると
そこには机も椅子もなくて
ん?と思ったけど
「高橋の後ろな!悪いんだけど、机と椅子
職員室の隣の準備室にあるから
運んできてくれるか?」
先生のその言葉に反応した1人の女の子が
わかりやすく不服そうな顔をしてたから
『あ、僕も行きます。
自分の分だし、ここにいても座るとこないんで。』
なんか申し訳なくて、咄嗟にそう言って笑った。
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megminmg1225(プロフ) - 時々名前設定が未来ちゃんになっているのを、直してくれると嬉しいです。これからも応援してます^^ (2019年12月13日 0時) (レス) id: 32c6f54378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:N | 作成日時:2019年11月26日 22時