お兄さん ページ30
愛水side
今日は、私のお兄さんに会いに行きます。
私、訳あってぴぃと暮らしてるんだけど、
実は、親が離婚して、離れ離れになった兄がいる
私は父親に、兄は母親に着いてって
私が10歳の時にお父さん他界して、
3年前？にお母さんも他界しちゃったの、
お兄さんとは仲良くない、むしろ嫌いだ
でも半年に1回、必ず会わなければならない、
そうじゃなきゃこ〇すとの事で、
あいつならやりかねない、
『お待たせしました、』
兄「なんでそんなに距離置くの？俺ら兄弟じゃん」
『いえ、特に、』
兄「まぁいいや、ちょっとこい、」
『はい。』
兄「ねぇ、ほんとに彼氏居ないの？」
『居たところで関係ないです。』
兄「関係ないことないよ、お兄ちゃんなんだから」
『はい、』
兄「彼氏居ないなら俺と遊ぼうよ」
『嫌です。仕事あるので帰りますね』
兄「ないのは知ってるよ？」
『用事あるので、』
兄「何用事って？」
『なんでもないです。』
兄「お兄ちゃんには言えないのか？その用事はお兄ちゃんより大切なのか？」
『やめてください。』
黎「愛水じゃん、何してんの？」
『黎くん！たすけて、』
黎「どうした？その男誰？」
『お兄さん、でも、ほぼ他人みたいなもので』
兄「愛水の兄です」
黎「あぁ、お兄さん、」
兄「あんま愛水に近寄らないで貰えます？」
黎「それ決める権利あなたに無いですよね？」
大輝「愛水、矢花、だれ、こいつ」
黎「愛水の兄ちゃん(仮)」
大輝「あー、例の、愛水がいつもお世話になってます、まぁ俺愛水の彼氏なんで心配しなくても大丈夫っすよ」
兄「お前か、愛水の彼氏は」
大輝「なんか悪いっすか？」
兄「今すぐ別れろ俺の目の前で、」
大輝「お前こそ愛水の前に二度と現れるな、愛水、行くよ」
『大輝くん。』
大輝「声震えてんじゃん、大丈夫だよ、俺がいる」
黎「ちょ、俺の事置いてくなよ」
『黎くんもありがとう。』
黎「そこら辺歩いたら愛水が困ってそうだったから」
『ホームレスしてたの？』
黎「そこでボケるなよ！」
それ以来お兄さんから連絡来ることも無くなったし、目の前に現れることも無くなった
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作者名：Mocodaina | 作成日時：2021年6月7日 22時
