９約束。 ページ9
雅「ごめんね、本当にごめん!!ねっA機嫌直して」
「雅紀の嘘つきー!!もう知らない」
怒っても仕方が無い事は分かってるの。
仕事だもん。
でも、今日はわがままを言って困らせたいの。
何でもいいよって訳には行かないでしょ。
私が怒っている理由は
この前、約束した。
花火大会＋温泉旅行
夏休み中だけど
２人の休みが合って、予約をした後
国立のコンサートのリハが入って
旅行に行けなくなったと…
楽しみにしてた分…
ショックでわがままを言ったけど
引き際が分からなくなっちゃった…
そろそろ、許そうかな…
「雅紀…」
と謝ろうとしたら
雅「じゃ、日帰りで行けるところに行って
旅行は秋に行こ。その頃なら大丈夫！ねっ」
はじめに予定していた2日間のうち1日は
オフのままだから、日帰りで行ける所でも
いいかな…
「うん。わがまま言ってごめんね…」
雅「良いんだよ。我慢させてばっかなんだからさ。
わがまま言ってくれなきゃさ。どうして欲しいかわからないじゃん」
って雅紀は頭をポンポンってしてくれた。
「ありがとうね」
雅「実は下調べ済みで、その日に地元で
花火大会があるの。小さい花火大会だけどいい？」
「小さくても全然いい!!地元って千葉？」
雅「子供の頃はじいちゃん、ばあちゃんと弟といったんだ。」
「思い出の花火大会なんだね。」
雅「そっ。穴場の場所も知ってるから誰にもバレる心配もないよ。」
なんだか、彼の思い出の一部に入れる感じがして
地元の花火大会に行くのが楽しみになったよ。
雅「Aの機嫌直って良かったー」
って子供みたいに喜ぶ雅紀が可愛かったな。
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作者名：moco
| 作成日時：2013年10月30日 16時
