５サプライズ(masaki) ページ5
18時を過ぎても来ない。
なにやってるのかな？
バックミラーを見ると
走って来るAがみえた。
あのヒールで走るのキツイでしょって
思いながらも、一生懸命走る姿が可愛くて
そのまま、見てた。
「ごめんね」
雅「どしたの？」
「服をね。選んでたら遅れちゃった。」
雅「わざわざ着替えて来たの？」
「だって、外でデートってないからオシャレしたいじゃん」
そういう訳ね。
クリーム色のノースリーブのトップスに
黄色のスカート。
とても似合ってるよ。
雅「うん。かわいいから許す」
って言うと満面の笑みで
Aは助手席に座った。
映画館に着いて
オレはあらかじめ買っておいた
カップル席。
周りの目が気にならない様に
なってるんだ。
オレたちはギリギリにそこの席についた
「こんな席あるんだね。」
雅「ニノに教えてもらった。」
「またニノちゃん？」って笑ってたけど
「ニノちゃんに感謝だね♪」
って嬉しそうだった。
ソファだから
オレは彼女の腰に手を回して
彼女はオレの左肩にもたれかかって
映画を見た。
コテコテの純愛映画(笑)
最後は二人共、号泣したね。
次は
お台場のホテルのレストランで
鉄板焼き。
次が今日の
メインのサプライズ・・・
車に乗って
「今日はどっちに帰るの？」
雅「まだ、帰らないよ。」
「ん？」
海の見える公園に行って
その公園は
観覧車があって
すぐそばにディズニーランドがあって
夜景がキレイな場所。
雅「ちょっと外でようか」
「うん」
絶好のロケーションの所に着いて
雅「Aに渡したい物があるんだ」
「何？」
雅「腕出して・・・」
オレは
彼女の細い手首に
青と赤のブレスレットをつけた
「かわいいー。ありがと」
雅「オレにもつけて」
ってオレの腕を出した。
「お揃い？」
雅「そっ。お揃い・・
オレ、仕事のときもなるべく取らないから」
Aは
「嬉しい」
って
涙を浮かべながら言った。
サプライズ大成功かな
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作者名：moco
| 作成日時：2013年10月30日 16時
