１９約束のプレゼント ページ19
「雅紀？大丈夫？…」
私の上で雅紀が力尽きてる…
雅「ん…」
と言いながら私を起こして近くに散乱してる洗濯物からバスタオルを探して体にかけてくれた。
雅紀はそっと私を抱きしめて
雅「A…大好きだよ」
ってすごく優しく言ったの…
「私も雅紀が大好き…」
雅「あのさ…一緒に住まない？
これからもっと仕事が忙しくなって会えない日が多くなると思うんだ…」
雅紀はそう思っていると思った…
だけど…私はまだ…
それは出来ないって
思っていた…
それは雅紀の事が嫌とかじゃなくて
ずっと一緒に居たいって思ってる
だけど
もっと雅紀の事を知ってから
そうしたいの。
一緒に住んだら見たく無い所も見て
今の好きって気持ちが強過ぎると
それを受け入れられないかもしれないでしょ…
お互いの良い所、悪い所を分かり合えた時に
そうしたいな…
私はゆっくり事はを選びながら
その気持ちを雅紀に伝えて…
「もし、忙しくて会えない時、
我慢出来なくなったら家に来て…私もそうするから
それじゃだめ？」
雅「Aはちゃんと考えてるんだね…
またオレ先走ったかな…本当はAの部屋のダイキさんのアルバムが無くなったら言おうって決めてたのに…今日のAがすげー可愛いくて愛おしくて独り占めしたくなって言っちゃった…」
雅紀のそういう所も好きだよ。
思った事は言っちゃうんだよね…
本当に素直だよね。
ストレートな言葉だから心に染みるよ。
「雅紀の気持ちは本当に嬉しいよ。もう少し待ってね」
雅紀は
軽く私の唇にキスをして言ったの
雅「オレはずっと待ってるから…Aだけだからね。」
私は涙を流した…
その涙を彼が拭ってくれて
ギュッと抱きしめた
私が落ち着くと雅紀は
何か持ってきた
雅「Aにプレゼントだよ」
って封筒を渡された
「何？？」
雅「約束してたもの…」
あっ…
「チケット…国立の？」
雅「そっ…超プレミアチケットだよ…
松潤じゃないけど
ここでお前を幸せにしてやるよ」
「雅紀…ありがとう」
雅「それさ。スタッフ専用だから当日に座席が書いてあるチケット渡すね」
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作者名：moco
| 作成日時：2013年10月30日 16時
