１５花火大会４（masaki） ページ15
オレ達は、外が暗くなるのを待って家を出た。
Aは慣れない下駄で歩き辛いのか
いつもに増して歩くのが遅い(笑)
一生懸命、オレに合わせて歩くのが可愛いかった。
ここなら人が少ないからいいか…
雅「手つなご」
ってAの手を取った。
「ねぇ。雅紀…お母さん可愛らしくていい人だね」
雅「オレのが事何か言ってた？？」
「ふふっ内緒…」
女同士で何を話していたのか気になったけど
二人は既に仲良し親子みたいになっていて
今度、二人でランチとエステに行く約束をしていた…
仲良くなってくれて一安心かなぁ
花火大会の会場は海よりだけど
こっちの方が良く見えるってじぃちゃんが教えてくれたんだ。
だから、うちは毎年そこで花火を見ていた…
そこは少し高台にある小さな神社がある公園。
「私が歩くの遅かったから花火始まっちゃったね」
雅「別にいいよ。ここ座ろ」
そばにあったベンチに座った。
「ちょっと人いるね…」
確かに…昔はいなかったけど
ちらほら、カップルがいた。
雅「オレ達が最年長かも!?」
「かもねぇ。」って彼女は笑った。
雅「でも、オレの彼女が一番かわいいかも」
「またぁ。そんな事言ってー」
ってオレの肩を叩いたけどまんざらでも無い顔をしてる。
花火のバンって音がなる度にびくってして
空に花火が舞うと目を輝かせて、小さく拍手してる
可愛いなぁ…
いや、浴衣のせいか今日のAはすごく大人っぽくて美人だった。
「キレイだね♪」ってオレに笑顔を向け
オレは笑顔で返して
Aの肩を抱いて
引き寄せた。
雅「花火、終わっちゃったね」
「うん。今日はありがとうね」
と今日イチの笑顔で言った
そんな笑顔見たら、
我慢出来なくなるよ。
キスしようとしたら
「雅紀、ここ外だからダメだよ」
雅「もう、我慢出来ない…」
って、強引にキスをした。
そのキスが首から下に行こうとした時
「浴衣が…着崩れちゃうよ…」
あっ…
また実家に戻るんだった…
雅「ごめん…暴走しちゃった」
「続きは家に帰ってからね」
ってキミは言った
雅「Aさ。お願いがあるんどけど」
って言いかけたら
キミは
「浴衣脱ぐの手伝ってね」
って言った。
雅「2週間ぶりだからなぁ。乱暴になっちゃうかも」
って意地悪に言うと
Aは
顔を近づけて
「今日は特別だよ…」
子猫の様な目でオレを見つめた…
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作者名：moco
| 作成日時：2013年10月30日 16時
