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２８乾杯（masaki） ページ8
ドアのノック後
慌ててタバコの火を消す・・・
ドアが開くと
真っ青な服が見えた。
Aさんは軽く店員に会釈をして
部屋に入って来た。
こんなに大人っぽい姿を見るのは初めてで
すげー緊張した。
キレイ・・・
「座りなよ」
「そだね。相葉くんがスゴイ大人っぽくて見とれちゃった」
そう言って、ジャケットを脱ぐと
ワンピースはなんていうのこれ？
ちょっとゆったりしてて
袖口から中が見えそうで見えない・・・
オレは何を考えてる！ダメダメまだ変なこと考えちゃダメ。
ってか今さ、オレの事を見とれちゃったって言ってた？
それに変？？とか慌ててるし
すげー可愛い。可愛い。可愛い。
メニュを見てる時にほのかに香るのは香水？シャンプーかな？
Aさんっぽくていい香りだな。
それに
テーブルに肘をつき
髪を耳にかけながらオレの顔を覗き込むのは反則でしょ？
その上目遣いにどきっとする。
オレ期待しちゃうよ。
そうだ・・・
Aさんは無意識でそういう仕草しちゃうんだ。
オレはそういうのよく知ってる。
結構、小悪魔なんだよね・・・Aさん(笑)
ちょっとカッコつけてオーダーはオレが全部決める事にした。
できる男って所を見せたい。
ビールにしようかと思ったけど
Aさんと同じシャンパンにしよう。
なんかさぁ。その方がカッコ良くね？
なんて考えてみる
オーダーしたものが来て
乾杯した。
さあ、どうやって君を落とそうか・・・
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作者名：moco
| 作成日時：2013年10月12日 23時
