２６ハートのネイル ページ6
『19時にオレの名前で予約したよ。店で待ってる。』
と相葉くんからメールが来た
朝から家中の服を出して１人ファッションショー。
もう、お昼過ぎちゃった・・・
やっぱり、スカートだよね…
初デートだもん。
デートじゃないか…
靴も頑張っていつもより高いヒールの靴にしよ。
初夏らしく
真っ青なワンピースにゴールドのネックレスとブレスレットを合わせて
ピンクベージュのヒールを履いた。
バックは小さめ。
夜は肌寒くなるかもだから
七分袖のジャケットを羽織った。
髪は毛先だけゆるく巻いて下ろして
メイクは
ナチュラルたけど仕事の時よりちょっと濃い目
グロスで唇はぷるぷるに♡
大丈夫かな？
派手すぎる？
大人かわいい感じになったかな？
プロなのに自分のコーディネートは苦手…
しかも旅行に行ってたからネイルしてないよー
これから自分をでやったら間に合わないし・・・
知り合いのメイクさんに連絡して
すぐネイルをやってくれる所を聞いてみることにした
「Aさん、デートですか？」
なんて言われちゃった。
その場は誤魔化して
お店を予約して
急いで家を出た。
久しぶりにネイルやってもらうな…
たくさんデザインがあるので
迷った挙句
淡いピンクで
薬指だけ♡のデザインが入っているものにした。
これって女子っぽくない？？
「素敵な服ですね〜。私もこういうワンピースが欲しくて
どこで買ったんですか？？」
「これは、仕事で使わせて貰ってるブランドのサンプル品なの。
たまにね、撮影の時だけ使って実際には売られないのあるから
そう言うのは買取できるの。○○さんのネイルもすごく可愛いですよ。
私にはできないから羨ましい」
「へぇ。スタイリストさんっていいなぁ。
タレントさんにも会えたりするんですよね？」
「うーーーん。会えるけど殆どその時の仕事の時だけだよ〜」
お世辞かもしれないけど
今日の服を褒められたのは嬉しかった。
ネイルが終わったのは18時を回っていたけど
約束の時間には十分間に合いそう。
その時、携帯がなった
「もしもし。私」
雅「あっ、オレだけど…思ったより早く仕事が終わったから
もう店に行ってるね。」
「私も今、表参道だらこれから向かうね」
雅「気をつけて来てね。じゃ!!」
「じゃお店でねー」
電話を切ると
小走りで地下鉄の入口に向かった
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作者名：moco
| 作成日時：2013年10月12日 23時
