４３彼の部屋 ページ23
相葉くんに抱きしめられて
あのいい香りのボディソープの香りがして
私の頭に顔を埋めて
会いたかった・・・と言った。
私は、無意識に
相葉くんの背中に腕をまわして
「私も…会いたかった…」
と言っちゃって・・・
すると
相葉くんが体を屈めて、私の顔を覗き込んで
「もっとその言葉、言って」
私はすごく恥ずかしくなって
顔が真っ赤になっているのがわかった。
雅「いいよ。その顔でわかったから。上がって。」
ってニヤつきながら言った。
相葉くんの意地悪・・
「おじゃまします」
2回目のこの広いリビング・・・
雅「好きなとことに座って、オレ、コーヒー淹れてくるね。」
「うん。」
どこに座ろうかな・・・
とりあえず、ソファを背もたれにするように床に
座った。
雅「はい。どうぞ」
そいって、私の左隣に相葉くんは座った。
しかも、近い。
「鍵、ありがとね。後・・・この前はごめんなさい。
酔っ払いの介抱させちゃって・・・」
「いいよ。気にすんなよ。」
って頭をポンポンした。
雅「アイスは？何買ってきたの？」
「パルムだよ。知ってる？これね美味しいのー」
雅「へぇ。知らない。いただきまーす。」
「どう？？？」
雅「うまーーい」
「でしょ♪」
雅「Aさん、食べないの？」
「さっき。打ち合わせで食べ過ぎちゃって」
本当は緊張して食べられないだけなんだけどね
「私の分は相葉くんにあげる。冷凍庫に入れてくるね」
雅「お願いしまーす。」
うっどうしよ。
さっきの位置に戻ればいいよね。
さっきよりちょっと離れて座った。
雅「一口食べる？あーんして」
「えっいいよ。恥ずかしいし」
雅「やってよー。ねっ」
ってミラクル相葉ちゃんスマイルで言ってくる
からつい。
乗ってしまう私。
なんだこれ？
相葉くんのペースになちゃってるよ。。。
雅「明日は休み？」
「午後だけちょっと仕事だよ」
雅「オレも午後から」
何、その期待してる目は・・・・・
黙っていると
雅「朝まで一緒に居れる？」
「えっ。鍵を返しに来ただけだもん。相葉くんも忙しいんでしょ？」
相葉くんは後ろから抱きついて
雅「今日は一緒にいたい。来てくれてマジ嬉しいもん。」
「来ちゃったけど、私まだ・・」
雅「Aさんの気持ちがはっきりするまでは何もしないから安心して・・・
オレはこうしてるだけでもいいから」
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作者名：moco
| 作成日時：2013年10月12日 23時
