39相葉くんすげーよ。（sho） ページ19
やっぱり、相葉くんはすげーや…
Aの心に、たった数日で入っていった。
俺は…
初めてAに会った時から狙っていた。
遠距離恋愛してるなら
簡単に奪えると思った。
相葉くんは
カレシの事が好きすぎてオレの入る隙間なんてないって言ってたけどさ。
その通りだった。
おしゃれのアドバイスを口実に
会う事は出来たけど毎回、上手く逃げられて
強引にと思ったけどあの笑顔を見ると強引に行けなかった。
ダイキさんと
結婚するって相葉くんから聞いて
マジ凹んだ。
Aが幸せなら祝福しようとあの日は思って会いに行ったら
笑顔もなく、淡々と俺との何時もの打ち合わせをしていた。
いつもだったらダイキの話ばっかなのにさ。
結婚する事も言わないのは変だと思って
『ダイキさんと何かあった？』
「ダイキね…死んじゃったの」
『はっ？冗談いうなよ。結婚するんだろ？』
Aは黙ったまま…でもその様子から本当なんだと分かった。
「翔くん…なんでダイキに似てるの…性格も雰囲気も顔も何でよ…」
Aは泣いた。
『俺と似てるって。本当？』
A頷いた。
『俺、どうしたらいい？』
こんな状態Aにどうしてやればいいのか迷っていた…
Aは小さい身体を震えさせながら泣いていこう言った…
「翔くん…ダイキの代わりになって」
Aを俺のマンションに連れて帰った
翌朝
『もう寂しくない？いつでも代わりになるから』
非常識かもしれないけどこんな形でも
Aを抱けるならそれでもいいと思っいた。
Aは何も言わずに帰り支度をして
「翔くん。ありがとう…もう大丈夫。」
と帰った。
それから
何度も会ったけどダイキの代わりになることはなく…
俺から誘った時、
「翔くん、私ね。ダイキの代わりになる人はいないって気づいたの。
愛のないえっちは終わった後もっと寂しくなる…」
Aはやれるだけでも良いってオレが思ってる事をしってたんだ。
Aは俺にダイキさんを重ねるよりも
仕事に打ち込んでダイキさんを消す事を選んだ
結局消せないでいたけど…
俺、Aに1回でも
好きだって言ってたら変わっていたかな…
相葉くんは
ストレートに気持ちを伝えたから
Aを振り向かせる事が出来て
ダイキを消す事が出来た…
すげーや、あの人。
俺には出来ない…
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作者名：moco
| 作成日時：2013年10月12日 23時
