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・海風と鼓動 ページ17

ピンポーン。









丁度いいタイミングでチャイムが鳴る。









「はいはーい!!」







数原「買い物行こうやー!ってスッピン?」









「え?まずい?笑」









数原「いや!ええやん!スッピンも可愛いで!」









「迷ったんだけど、帰ってすぐ寝たいからお風呂入っちゃった。」









数原「ええやん!行こ!!」









家から歩いて3分のコンビニへ向かった。









アレもコレもとドンドン籠に商品を入れていく数原くん。









「こんなにいる?」









数原「Aちゃんも好きなのいれてええよー!」









「これだけあれば十分かと・・」









コンビニを出て重たい荷物を軽々もつ数原くん。









「そっちの持つよ?」









数原「何言うてんねん。女の子に重たい物はダメや。」









「数原くんムキムキだもんね」









数原「鍛えてるからなー」









海が側にあるからか
夜風も潮の香りがして心地いい。









「海風気持ちいいねー!」









数原「せやなぁ・・もぉ慣れてしまったけどなー」









「いい所だよね。ここ。」









数原「せやなぁー。俺は地元はよ戻りたいけどなー。」









「数原くん関西?」








数原「生まれも育ちも大阪や。」









「そうなんだ。」









数原「こっち転勤なって2年やもんなー。そろそろ恋しいわ。」









「地元で待ってる人がいるとか?」









数原「あー。残念やな。そんな浮いた話はないわぁ。」









「彼女いそうなのにね」









数原「欲しいけどなー。Aちゃんこそどうなん?」








「私も浮いた話ないな。笑」









数原「そうなん?Aちゃんこそおりそうやけど。なら俺にもチャンスありやな?」









「なに言ってんのー!笑 嬉しいお言葉だけどー!」









数原「本気やで?」









少しだけ前を歩いてた数原くんが

ピタリと歩くのを止めて

私を見ながら

真面目な表情でそんな事を言った。









トクントクン



と心地よく鳴る心臓。







何も言わない私に









「僕と仲良うしてや?」









「はい・・・」









真剣な表情だったから









笑って誤魔化せなくて









短い返事だけを返した。

・不意打ち→←・除け者



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作者名:ともみ | 作成日時:2018年6月11日 22時

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