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岩田「Aちゃん!」
真後ろから声が聞こえる。
振り向くと大きな車の後部座席の窓から顔を出す岩田様。
岩田「中、入ってくれる?んで、俺の名前出したらいいから!すぐ行く!!」
「わかりました!!」
私はササッと店内に入った。
店員「いらっしゃいませ。」
「あの、岩田の知人なのですが・・」
店員「はい、お伺いしております。コチラへどうぞ。」
1つの個室へと案内される。
店員「コチラでお待ちくださいませ。」
「ありがとうございます。」
普段は接客する側だからか変な気分だ。
設置されているソファーへと身を沈めた。
間もなくしてコンコンとドアが鳴る。
店員「失礼します。」
ドアがゆっくりと開けられる。
岩田「ごめんね。待たせちゃって。」
ニコニコ笑顔で入ってきた岩田様。
「いえ、コチラこそ申し訳ないです。」
岩田「全然気にしないで!俺がそうしたかっただけだから。あ、ブレスレットある?」
「はい!」
岩田様の手にそっとブレスレットを乗せた。
岩田「コレなんどけど。サイズ合わせしてもらっていいですか?」
店員「はい。かしこまりました。失礼します。」
テキパキと私の手首のサイズを測る。
店員「少々お待ち下さいませ。」
2人きりになり、静けさが際立つ。
何か話さないと!
とあたふたしていると、
岩田「15時まで何する??」
ニッコリと笑う岩田様。
「え・・・・」
岩田「ん?」
「い、いや・・お忙しいだろうからこのまま帰られるのかと思っていたので・・」
岩田「え?!そうなの?!Aちゃん何も予定ないなら付き合ってよ!」
「私なんかで良ければ・・」
岩田「よし!!取り敢えず、腹ごしらえしたいからご飯行かない?」
「はい!!」
(い、い、岩田様とご飯ーーーーーーー)
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作者名:月灯 | 作成日時:2018年4月12日 19時