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S_side ページ46
-翌日-
朝からみんな来てくれた。
今日から無菌室での
治療が始まる。
正直
治療の意味がなかったのは
悔しかったし悲しい。
でも弱音なんか吐いてられない。
ここからが勝負だと思って闘う。
「じゃあ2週間後ね」
そう言って
みんなと別れた。
無菌室のガラスの向こうには
既に4人がいて
こっちを心配そうな顔で見ていた。
それから
看護師が来て
オレの左腕に
針を刺した。
針を刺したところは
何度も刺されているせいで
痣になっていた。
この数ヶ月で何度刺されたのだろう。
ボケーッとしてると
眠気が襲ってきて
いつの間にか寝てしまった。
3時間後
吐き気がして目が覚めた。
まだ
みんなガラスの向こうにいる。
誰もいない部屋で
吐いた。
すぐ近くにいるのに
触れられない距離にいる。
吐き気はなかなか治まらなくて
胃液しか出てこないのに
ずっと嘔吐いてた。
不安が大きくなった…
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莉奈(プロフ) - すごく感動したよ (2016年11月24日 14時) (
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作者名：ももんが | 作成日時：2016年7月1日 20時
