僕らがつないでいく (ページ35)

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O_side ページ35

料理が運ばれてきた途端

翔くんの目はキラキラしていた。

きっと

生ものがないこと

きのこ類がないこととか

そういうことに感動してるんだと思う。

貝類とかの生ものが好きな翔くんだから

食べ物の制限は辛いかもしれないけど

これが今

オイラたちのできる精一杯のこと。

最近

食欲がない翔くんでも

喜んで食べてくれれば

それでいいんだ。

嵐「いただきまーす」

5人で手を合わせて

5人で一斉に食べ始める。

うまっ！

って一番最初に声を出したのは

翔くんだった。

和「潤くんよかったね！」

潤「たくさん食べてね(^^)」

翔「YEAH もちろんだぜ」

なんだか

病気になる前の翔くんに戻ったみたい。

久しぶりにこんなに食べる姿見たし

なにより今日の翔くん幸せそう。

翔「智くん？

なんで俺のことばっか見てんの？(笑)」

「えっ、あっ、見てた？(笑)」

翔「うん、見つめられてたから

どきどきしちゃったけど

無意識だったのか～くそ～(笑)」

なんて冗談混じりで

笑ってる翔くん見てると

今日ここに連れてきてよかったって思えた。