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ピンポーン
『はーい』
インターホンがなり、ドアを開ける。
「Aさん、差し入れ持ってきましたわ!」
「ウチも!」
『百ちゃん、響香ちゃん!!ありがとう!!』
私はあれから、ヒーローになるためのトレーニングを始めた。
まずは体力を取り戻すことから…。
みんなはこうやってうちに来てくれたり、対戦相手にもなってくれたりした。
「おいA!!いくぞ!」
爆豪君達には個性の面でアドバイスをくれたりトレーニングできるところに連れていってくれた。
ショートと緑谷君は免許取得までの日数、それまでにすべきことなど的確にまとめ、
スケジュール予定まで立ててくれたりした。
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あの時以来、私たちの仲は一気に縮まった。
まるで、
高校時代の時のように。
そして、それ以上に。
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それから約1年で私は急成長を遂げた。
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ちゅんちゅん
小鳥の鳴き声で目が覚める。
『……うわぁぁぁぁっ!!』
目の前の焦凍に叫び声をあげる。
「お、起きたか。」
起きたか、じゃないでしょう…
『な、なんでここに…?』
なんかこれ、デジャヴ。
「…嫌か?」
そう言って意地悪く笑った。
う…。確信犯…。
『べっ、別に!
もう朝になっちゃったんだから今さら言ってもどうしようもないでしょ?』
私は照れくささを隠すように言い放ち、
背を向けて寝室を出るドアへ向かう。
「…今日、だな。」
『うん…』
そう、今日はヒーロー免許試験の日。
今までの努力は
良くも悪くも、今日で決まる。
「不安か?」
『ううん、全然。』
私には、自信があった。
ここまでやってきた努力。
追い求める夢。
そして何より、
受験者の誰よりも、大切な人達に支えられてきたということに。
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私は清々しい気持ちで家を出た。
スマホには、たくさんのメッセージが届いていた。
"頑張れ"
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エレン - うぇぇぇぇーんがなじいよー(かなしいよー) (2019年1月6日 21時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 最初あたしもショートした (2019年1月6日 20時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
嵯浰儺 - 勝手に目から涙が出ました (2018年12月16日 17時) (レス) id: abf7718af2 (このIDを非表示/違反報告)
いぬじゅん。(プロフ) - あほさん» ありがとうございます!轟君、良いですよね!!体調まで気にかけて下さりありがとうございます頑張ります! (2018年8月28日 23時) (レス) id: e287121d51 (このIDを非表示/違反報告)
いぬじゅん。(プロフ) - 歩く中二病さん» コメントありがとうございます∩(´;ヮ;`)∩皆さんとても察しが良いですね…(笑) (2018年8月28日 23時) (レス) id: e287121d51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いぬじゅん | 作成日時:2018年8月18日 17時