13 ページ14
『…で、何がやばいの?』
「…。今日あいつらが来ることを忘れてた…」
あいつら…
ああ、高校の!
『え!そうなの?…別に構わないけど…』
前々から知ってたしね。
ただ、心の準備が…!!
上手くやって行けるかしら…
「…すまねぇ。
それで、今から待ち合わせて俺が案内することになってんだ。」
『そっか、行ってらっしゃい』
私は少しそわそわ、でもってドキドキした気持ちになった。
どんな人達かなぁ。
ショートの学生時代ってどんなだったとか、
教えてくれたりして。
そんなことを考えながら玄関でショートを見送る。
「じゃあ、行ってくる。」
『うん。』
そういってドアに手をかけたショートは、思い出したように振り返って言った。
「………熱、治してくれてありがとう」
・
私はその笑顔にハッとした。
─
何か、
既に知っているかのようなその笑顔に。
・
数十分後。
玄関から人が入ってくる音がした。
あああ、緊張する。
初対面の人とは結構人見知るタイプなのだ。
「…A、連れてきた。」
そういうショートの後ろに続いてリビングルームに入ってくる人達を見た瞬間、
私は目を疑った。
『…!?』
まあ、英雄の同期と聞いてなんとなくそうだろうと思っていたけど!!
凄い人ばっかなのは予想してたけど!!
・
剛健ヒーロー レッドライオット、
スタンガンヒーロー チャージズマ
爆発ヒーロー 爆心地…
何れも大物のプロヒーローだ。
いや、、、豪華すぎでしょ…
ヒーローヲタクにはたまらんわ…
あ…なんかもう鼻血出そう(変態)
「A…大丈夫か?」
フリーズする私を心配するショート。
『あ、いや、はい。は、はじめまして…真澄Aと申します。どうぞごゆっくり………』
なんとか自己紹介はするものの、この人達が眩しすぎて直視できない。
いや私、
最近、こんなに幸せでいいの…!?
「よろしく!俺、上鳴電気」
「俺は切島鋭児郎!」
うひゃぁ、本名まで知れるなんて…
…ん?
私はまだ何も言わない爆心地をじっと見つめる。
周りの皆もつられるようにして彼を見る。
「…。
あ゙ぁ゙!?見てんじゃねぇよ!!今言わんくてもいいだろが!!」
ああ、ちゃんと爆心地だわ────
400人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エレン - うぇぇぇぇーんがなじいよー(かなしいよー) (2019年1月6日 21時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 最初あたしもショートした (2019年1月6日 20時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
嵯浰儺 - 勝手に目から涙が出ました (2018年12月16日 17時) (レス) id: abf7718af2 (このIDを非表示/違反報告)
いぬじゅん。(プロフ) - あほさん» ありがとうございます!轟君、良いですよね!!体調まで気にかけて下さりありがとうございます頑張ります! (2018年8月28日 23時) (レス) id: e287121d51 (このIDを非表示/違反報告)
いぬじゅん。(プロフ) - 歩く中二病さん» コメントありがとうございます∩(´;ヮ;`)∩皆さんとても察しが良いですね…(笑) (2018年8月28日 23時) (レス) id: e287121d51 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いぬじゅん | 作成日時:2018年8月18日 17時