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そんなこんなで時は過ぎ、季節は夏になろうとしていた。
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「 Aちゃん、先輩来てるよー 」
クラスの女の子に呼ばれる。
部活の連絡だろうか。
そう考えながら廊下へ向かう。
「 A。これ。 」
そう言ってプリントを差し出してくれたのは夜久先輩だった。
『 "合宿"…？ 』
プリントの見出しに大きく合同合宿と書いてある。
「 うん。今回は、宮城からも来るぞ 」
宮城…そんなはるばると。
「 …あと、お兄ちゃんにも会えるな 」
そう言ってにっと笑う先輩に癒された。
じゃあまた部活で、そう言う夜久さんにお礼を言い、私はもう一度プリントを眺めた。
合宿、か…。
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「 お、Aー!! 」
学校が終わり、部活へ行く途中に名前を呼ばれた。
この声は…
『 リエーフ 』
「 今から部活？？ 」
『 うん 』
「 一緒に行こ! 」
『 うん 』
リエーフとは、部活の初日から話すようになった。
・
「 ねーねー、マネージャーさん 」
明るい声に振り向くと現れた高身長に驚いたものだ。
『 赤葦です 』
「 名前は？ 」
『 A 』
「 Aか！
…Aって、ちっちゃいな！ 」
初対面の人に対して失礼過ぎやしないか、
と思ったが私はあまり気にしないタイプなので深くは考えなかった。
…と言うより、私の身長は165センチと決して低くない。
むしろ女子の中ではそこそこなのではないか。
『 灰羽君が大きいだけだよ 』
「 リエーフでいいよ！ 」
話は全く噛み合わなかったが、
その陽気な性格に慣れるまでそう時間はかからなかった。
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「 Aは、合宿のこと聞いた？ 」
『 うん 』
「 Aも行くよね？？ 」
『 行かないって言ったら？ 』
なんて、行かない訳がないけれど。
「 …俺も行かない 」
『 いやリエーフは行かないと 』
シュンとして言うものだから、
可愛く感じて少し笑ってしまった。
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「 ちわーっす！！ 」
体育館に着き、リエーフは勢い良く扉を開けた。
……元気。
私もあとに続いて中に入る。
「 あっ、おい、リエーフ…！！ 」
と、私を見るなり、山本先輩はリエーフを連行していった。
そんな様子を横目に、私は練習の準備を始めた。
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「 お前…しれっと赤葦さんと一緒に来やがって…！！ 」
「 え、ダメなんすか 」
「 だァァ羨ましい！！ 」
「 山本うるさい 」
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紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月23日 21時) (
レス) @page47 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
いぬ。(プロフ) - みくさん» はじめまして！コメントありがとうございます☺️実は私も最推しが稲荷崎なので今後登場させたいなと思っていたので嬉しいです！頑張りますので楽しみにしていてください！💪 (1月4日 0時) (レス) id: 78842f5f3b (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - コメント失礼します。めっちゃおもしろいです！あと個人的に北さんが好きなので絡ませてほしいです。いや全然絡ませなくても大丈夫なんですけど見てみたいなと思ったので。すみません口出しなんてして💦 (1月3日 23時) (レス) @page40 id: 2da07fc9ec (このIDを非表示/違反報告)
るぴ - イラストもお話も好き過ぎます！更新頑張ってください！応援してます…！！ (2022年8月7日 5時) (レス) @page32 id: 6199d7d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - く･･･！なんだこの神作品は！？更新頑張ってください (2022年8月5日 4時) (レス) @page32 id: 4b5b41fa15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いぬ。 | 作成日時：2018年9月17日 22時
