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・
就寝前に、スマホが鳴った。
どうやらLINEメッセージが来たらしい。
送信者は"クロ"。
クロこの黒尾さんが君のLINEを追加したよ
何故持っている。私のLINEを。
それにもうちょっとマシなメッセージの仕方はないのか。
返信に困っていたところ、再びスマホが震えた。
京治黒尾さんにLINE渡したから
……。
何故渡した。
途方に暮れながらも
簡単な返信をし、眠りについた。
・
朝。
突然だが私は
ギリギリまで布団に入っていたいタイプの人間だ。
実家ではいつも兄に起こされていたため、
一人暮らしをしてからというもの寝たい放題だ。
私にとって至福のひとときといっても過言ではない。
そして今日も、ゆっくりと朝の時間を過ごす…
はずだった。
インターホンが鳴るまでは。
嫌な予感がした。
モニターを見て予感が実感と化した。
トサカ頭の彼はまさしく黒尾鉄朗だ。
朝っぱらから何の様だろう。
どうせ仕様もないことだろうし、居留守を使おうと思っていた矢先にスマホが鳴る。
黒尾Aサン?今日は朝練なんですが。
…なんということだ。
朝練初日から遅刻だなんてマネージャー失格だ。
私は飛び起きて直ぐに着替え、玄関を飛び出した。
幸い、時間にはまだ余裕があった。
『 すみませんありがとうございます 』
「 朝は弱いって聞いてたからね 」
『 …。 』
全てはお見通しというわけか。恐るべし兄。
『 …？ 』
玄関の少し先に、
もう1人赤ジャージを来た人がスマホを見ながら立っていた。
「 研磨お待たせ 」
『 あ… 』
孤爪研磨先輩。
兄から少し、話を聞いたことがある。
「 …おはよう 」
彼は伏せ目がちに挨拶をしてくれた。
並んで学校へと向かう。
『 孤爪先輩もこの辺に住んいでるんですか？ 』
「 …うん。そう 」
ということは、キャプテンと幼馴染みなのだろうか。
「 …あ、先輩付けなくていいよ。敬語もいい。 」
『 え… 』
「 研磨は上下関係とか嫌いなんだよ 」
そういうことか。
『 …わかりました。じゃあ研磨さんで 』
「 …ありがとう 」
そのありがとうは何に対してかはわからなかったが、
そう言って少し微笑んだ彼に、
私は少し好感を持った。
・
❀朝練後
「 研磨、初対面なのに普通に話せてたな 」
「 …うん。やっぱり凄い似てるね 」
「 だろ？ 」
「 なんでクロが得意気なの 」
・
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紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月23日 21時) (
レス) @page47 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
いぬ。(プロフ) - みくさん» はじめまして！コメントありがとうございます☺️実は私も最推しが稲荷崎なので今後登場させたいなと思っていたので嬉しいです！頑張りますので楽しみにしていてください！💪 (1月4日 0時) (レス) id: 78842f5f3b (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - コメント失礼します。めっちゃおもしろいです！あと個人的に北さんが好きなので絡ませてほしいです。いや全然絡ませなくても大丈夫なんですけど見てみたいなと思ったので。すみません口出しなんてして💦 (1月3日 23時) (レス) @page40 id: 2da07fc9ec (このIDを非表示/違反報告)
るぴ - イラストもお話も好き過ぎます！更新頑張ってください！応援してます…！！ (2022年8月7日 5時) (レス) @page32 id: 6199d7d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - く･･･！なんだこの神作品は！？更新頑張ってください (2022年8月5日 4時) (レス) @page32 id: 4b5b41fa15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いぬ。 | 作成日時：2018年9月17日 22時
