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「 月島もっと食べなさいよ！ 」
「 そうだぞツッキー、大きくなれないぞ！ 」
「 こら研磨逃げんな！ 」
少しすると、主将3人がやって来た。
私はそのうちの2人を見るなり真っ先にその場を離れた。
またなにか食べさせられたらたまったもんじゃない。
行くあてもなくうろうろと歩いていると、
「 Aさん！！ 」
突然、大きな声が私を呼んだ。
振り向くと、烏野の先輩二人と山本先輩がいた。
『 …？ 』
「 お茶、いりませんか 」
そう言った先輩はキリッとした顔でコップを差し出した。
『 …あ、ありがとうございます、田中先輩 』
丁度喉が渇いていたので素直に貰った……
が、渡した本人と西谷先輩と山本先輩は揃って硬直していた。
「 たっ……たなか……センパイ…だと……？！ 」
『 …あ、もしかして違いまし 』
「 うおおおおおお 」
「「 うらやまシイ！！！ 」」
違いましたか、と言い切る前に被せられたその叫び声に私は目が点になる。
「 Aちゃん…俺の名は知ってるかい 」
一旦冷静になったかと思うと、西谷先輩は真面目な顔をしてそう言った。
『 …西谷先輩、ですよね…？ 』
改めて聞かれたので少し不安に思いながらも答える。
「 ……龍、虎。俺の人生に悔いは無い… 」
「 ノヤっさあああん！！！ 」
「 まだ死ぬんじゃない！！ 」
…面白い人達だな。
そう思いながら私はもう一度お茶のお礼を言い、マネさん達のところへ戻った。
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・
そんなこんなで合宿も終わりの時が来た。
「 ま…またねAちゃん…!! 」
『 またね 』
谷地さんが涙ぐみながら言った。
隣の清水先輩もまた、と手を振る。
「 Aさんじゃあな！あ！連絡してもいい？ 」
『 うん! 』
ぴょんぴょんと飛び跳ねる日向君に手を振る。
日向君とはちょっと前に連絡先を交換したのだ。
「 俺もしていいっすか 」
『 もちろんだよ 』
影山君も何故か一緒に追加した。
他の先輩方ともお別れの挨拶をし、私達は烏野のバスを見送った。
・
「…よし、じゃあ俺達も行きますか」
黒尾さんがそう言った。
「 …A 」
バスに乗ろうとした時、京治の声がして振り返る。
「 …帰ったら連絡して 」
『 …うん 』
久しぶりに会えたからだろうか。
その優しい微笑みのせいだろうか。
私はとても切なくなった。
いや
きっとこれは─黄昏時のせいだ。
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前話を少し変更しました❀
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紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月23日 21時) (
レス) @page47 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
いぬ。(プロフ) - みくさん» はじめまして！コメントありがとうございます☺️実は私も最推しが稲荷崎なので今後登場させたいなと思っていたので嬉しいです！頑張りますので楽しみにしていてください！💪 (1月4日 0時) (レス) id: 78842f5f3b (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - コメント失礼します。めっちゃおもしろいです！あと個人的に北さんが好きなので絡ませてほしいです。いや全然絡ませなくても大丈夫なんですけど見てみたいなと思ったので。すみません口出しなんてして💦 (1月3日 23時) (レス) @page40 id: 2da07fc9ec (このIDを非表示/違反報告)
るぴ - イラストもお話も好き過ぎます！更新頑張ってください！応援してます…！！ (2022年8月7日 5時) (レス) @page32 id: 6199d7d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - く･･･！なんだこの神作品は！？更新頑張ってください (2022年8月5日 4時) (レス) @page32 id: 4b5b41fa15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いぬ。 | 作成日時：2018年9月17日 22時
