《HQ》音駒高校の赤葦さん。

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3日目。


今日もまた、練習が終わり銭湯へと向かう。


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『 ……はぁ 』



皆より一足先にお風呂から上がり、ロビーの椅子に座る。



火照った体を冷ますべく、少しの間ぼーっとする。


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「 お疲れだね 」


少したった後、そんな声と共に私の頭にタオルがかぶさった。



『 …京治 』


「 頭拭かないと風邪ひくよ 」

そう言いながら隣の椅子に座った。


『 …大丈夫 』

私はタオルを被ったまま返事をする。

今は、髪を乾かす気分ではない。


「 …大丈夫じゃないから。


……こっち向いて。 」


そう言って、素直に向いた私の頭をタオルで乾かしていく。




『 …久しぶりだね 』


合宿が始まって3日も経つのに、こうしてきちんと話すのは初めてだ。



「 会えなくて寂しかった？ 」


『 …別に 』



「 素直じゃないね 」


『 …京治こそ寂しかったんじゃない 』


「 …別に 」


『 素直になりなよ 』


そっちこそ、と笑う京治に私もつられて笑った。



その時ふと、陰で物音がした。



「 日向!!あれ見て! 」

「 ん？………あ!!!! 」

「 シッ!聞こえちゃう!! 」

「 ご、ごめん……っていうかあの二人… 」

「 似てると思ってたけどまさか…… 」

「「 付き合ってんのか?! 」」



日向とリエーフがこそこそと話しているつもりだろうが、ばっちりと聞こえている。




『 なんか面白いこと言ってるねあの子達 』

京治は私の頭から手を離し、ほんとだ、と笑った。


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「 あっ!! 」

「 研磨さん…!!今はダメっす!! 」

「 …？ 」


もう潜めるつもりなどないくらいの2人の声が聞こえたと思うと、


「 ……あ、赤葦。…とA 」


お風呂あがりの研磨さんがいた。



「 孤爪。 」

『 研磨さん。 』


私達は揃って研磨さんを見る。



「 …ふ、 」

「 え、何で笑った 」



「 …いや、ほんとに似てると思って 」


ここ最近、よく言われる言葉ランキング1位だ。


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それから私はドライヤーで髪を乾かし、

京治と研磨さんと先に学校へ戻った。



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「 …見て、昨日のクロの寝顔 」

「 ふっ、、 」

『 うわ、、研磨さんそれ送ってください、、』

「 あ、俺も 」


「 わかった送っとく 」


黒尾さんの話題で盛り上がった。

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