喋らない子、嫌いなんだよね。【青葉城西】2nd

静か34% ページ5

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体育館シューズを履き、監督とコーチの所へ向かう。


『よろしくお願いします』

｢マネージャーが来てくれて助かる、よろしく頼むよ。｣

監督の優しい声に少し緊張が和らぐ。



｢じゃあ部員集めて改めて紹介するか｣


…自己紹介はつくづく苦手だ


·



｢皆知ってるとは思うが 今日から正式にマネージャーとして入部した涼瀬だ｣


そう言ってコーチは私に視線を向けた。





『…よ、よろしくお願いします…』




しん と静まり返った


やっぱりこれだけじゃまずいよね

何か言わなきゃ
何か一言でも


ふと前を見ると

あの人と目が合った



___嫌いなんだよね_____



何か言わなきゃ
あと一言でも


なにか言え自分


何か気の利いた言葉を…
変わらなきゃ


沈黙する体育館


『…あっえっと』
｢まだ慣れないけもしれないが、うまくやっていくように｣



重ねて聞こえた監督の言葉に部員がはいと揃えて返事をし、練習に戻っていった。


"全力で皆さんをサポートします"


言いたかった
言えなかった



じわり
目が熱くなった。





なんでだろう。
なんで私は。




涙が零れないようにぐっと目をこらえた。

泣くな。
泣くんじゃない。
これが私だ。




手でさっと涙をおさえ、私は仕事についた。



·

｢……。｣

·





____泣いてたことなんて、誰にもバレていないはず



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久しぶりで内容を忘れていると思うので

前回までの【あらすじ】を少し

隣の席だった国見君に誘われ
マネージャーを体験していた所、

｢喋らない子嫌いなんだよね｣という及川の心無い言葉を浴びせられ

そのことを気にしていた主人公は
心に傷を負ってしまう。

陸上部に入った主人公だが

国見、岩泉はじめ(※この｢はじめ｣は岩泉一のはじめではなく｢〜を先頭とする｣という意味のはじめであって((以下略)、及川以外の部員達の願望により

再度マネージャーとして入部するところになった という流れです

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私も話を忘れていたので(おい
久しぶりに1通り読んでみたのですが
この話すごく重苦しいですね!(笑)

皆さんにこんな話を読んでいただいていているのが信じられないくらいです(笑)

ありがとうございます

これからもっとAさんを楽にしていけたらと思います。笑

また少しずつ更新していこうと思うのでよろしくお願いします。

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