静か43％ ページ14
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「 …それとさ、 」
私に怒りのような感情が爆発寸前のところだが、
まだ口を開くこの人は容赦なく私に突っかかる。
「 正直俺、
まだ君のこと認めてないんだよね。
みんながマネージャーを君にやって欲しいって言うから大目に見てるけどさ。
……実際に君、やる気あるの？マネージャー。
"仕方なく"とか、思ってるでしょ？ 」
『 ………。 』
私はふつふつと湧き上がる怒りと、それに伴う羞恥心とを鎮めるため、
少し深呼吸をした。
────喋らない子、嫌いなんだよね
あの時と、同じ気分だ。
だが今の私は、少し違う。
自分に決意のような、しっかりとしたものを持っているからだろうか。
自分でも驚くほど冷静を保ち、余裕を持っていた。
言うんだ。思ったことは言ってやれ。
物怖じしないで、進め。
『 ……最初は確かに、その通りでした。
なんで私なんだろう、
もっと陸上やりたい、そんな気持ちばかりでしたよ。
体験の時、会って間もないあなたにあんなこと言われて…
逆にやりたいなんて思うと思います？
怖くて、恥ずかしくて。もう絶対にこんな所来るもんかと思いましたよ。
特にあなたになんか、絶対に会いたくない、って。
……でも
岩泉さんや国見君達が
私を本当に必要としてくれました。
だから私は、この人たちになら頑張れると思ったんです。
それに私は、選手を支えるマネージャーの大切さも陸上部で体感しました。
だから私は絶対に、逃げません。
…あなたがなんと言おうと、私はバレー部のマネージャーとして力を尽くすつもりですから。』
『 それと
シャツについては疑うなら勝手にずっと疑ってていればいいですよ。
私は持ってません。いつまでも見つからないだけですよ。
第一、なんで私があんたなんかのシャツを盗まなきゃなんないんですか？
興味なんて微塵もありませんから。自惚れるのもいい加減にしてください 』
言い終わったあとも、私はすこぶる冷静だった。
・
「 ﾌﾞﾌｫ…だってよ、及川 」
さっきまで黙って聞いていた花巻先輩が明るい声でそういった。
「 あーあ。俺、超ダサいやつじゃん。 」
さっきまで真顔だった及川さんが急に表情を変えて答える。
『 ？ 』
そんなやけに軽い雰囲気に私は困惑した。
「 すまん、凉瀬。ちょっと試した 」
『え…？』
そんな岩泉先輩の言葉に拍子抜けした。
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水無月のぞみ - 正直泣きました。 (7月13日 17時) (
レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
N.I(プロフ) - 更新まだですか？めっちゃ楽しみなんです！いつまでも待ってますので頑張ってください！ (2019年4月14日 13時) (レス) id: 1f9da45f47 (このIDを非表示/違反報告)
時(プロフ) - こう新楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2018年8月29日 15時) (レス) id: f52e4b0086 (このIDを非表示/違反報告)
純 - 4ページ目の黒尾のセリフ、心外が侵害になってますよ。 お話、面白いです！更新、頑張ってください！ (2018年8月22日 4時) (レス) id: 8c64a29224 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇる(プロフ) - 無気力組(赤葦さん国見月島くん研磨)とおかん組(岩泉先輩夜久さんスガさん赤葦さん)絡んでほしいです…。合宿とかで (2018年8月21日 0時) (レス) id: 56ccb1ebb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いぬじゅん | 作成日時：2016年6月30日 19時
