決戦のバレンタイン【名探偵コナン】

2月9日 ページ11

『意外性って言われてもなぁ…』


昨日、姉に目に留まるものを作りたなさい！と課題を与えられたはいいものの、如何せんバレンタインの特別が分からない


渡すことはもちろん、渡されることなんて経験がないので渡される側が目に留まるものが分からないのだ


せめて、渡される側の意見が聞きたい



『一体、どうしたら……あ、』







萩原｢特別なバレンタインのチョコレート？｣


『そうです、きっと、今まで数々の女から貢がれている研二くんなら何かわかるんじゃないかと思いまして』


萩原｢俺、そんな女たらしかな？｣



私が頼ったのは、松田と同じく…いや、愛想がいいからそれ以上にモテているかもしれない萩原研二くん


女子の心を手のひらで転がし続けている彼ならきっと、何か分かるはず…！


いやぁ、こんな近くに適役がいたとは…



萩原｢ん〜…そうだねぇ、みんな自分のために作ってくれているんだから優劣はつけられないけど…｣


いかにもモテ男らしい回答…あぁ、だから、モテるのか



萩原｢やっぱ、好きな人から貰える物はどんなものでも格別だよね｣


『それが1番難題なんだけど』


そんなことは私でもわかる、でも、陣平だよ？


好きな人いるのかな？少なくとも、私じゃないことくらいは分か…りたくないけどわかってるんだ


どうしよ、急に不安になってきたな…



そんな私の気持ちを分かっているのか、はたまた偶然か萩原がこんなことを話す



萩原｢まぁ、陣平ちゃんにあげるんだったら何も心配しなくていいよ｣

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