【DAY16】 . ページ18
夏休みがあけた学校で私は誰ともしゃべらず黙々と勉強していた。
やることがなかったからだ。
今までクラスの女子の頂点にたっていた私は目立たなくなった。
私がいたところにかほがいる。
髪の毛はポニーテールからツインテールへ。
コンタクトから眼鏡にかえ完全な地味子になっていた。
学年が上がるにつれて成績もあがっていく。
偏差値40だった私は70に。
進路相談ではもちろん第一希望は公立進学校にした。
第二希望は適当に農業高校にしといた。
正確には大好きだったおばあちゃんが営業していた畑を継ぎたかったからだろう。
公立入試当日。私は微熱が出た。
36.9度。微熱と呼べるか微妙だった。頭は痛くない。
普通の人なら意地でも行くだろう。
でも私は行かなかった。行きたくなかった。
大好きなおばあちゃんの畑を継ぎたかったから。
__________
周りに人がいるにも関わらず私の目から水が零れる。
その水はいつしか涙へと変わっていた。
ト「ああ...ごめんごめん。」
ともくんは私の顔を周りの人にみられないように隠してくれた。
『なんかごめんね』
私は赤くはれた目でともくんを見つめる。
ト「言いたくなっかたら言わなくていいよ」
電車はいつのまにか学校を通り過ぎていた。
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ああああああああああ - 続きが気になるので更新待ってます!無理はしないよう頑張ってください! (2020年4月19日 13時) (レス) id: 9998f2086f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーる。 | 作成日時:2019年5月30日 11時