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atosaki 22 ページ22

【you】

2017年7月

なかじまHey 元気かい?ハニー

中島健人。卒業すれば縁は切れると踏んでいたが何故か切れず。アチラの立場的に電話でポロッと出ちゃって聴かれたらマズイだろうと、今までどおり無難に先輩と呼んでいる。

地味に不満そうだけど、知らん。

A今まで生きてきた中で1番忙しいです
なかじまそれ前回も言ってたよね
A絶賛更新中!
なかじま今度はどーした
A明日が採用説明会、来週からバイト
なかじまはいはい、高地のところね
A先輩に嘘の抜け道教えられたところです

突然返信が途絶えるのも日常。仕事してんだな。

なかじま画像
なかじま俺も忙しい
Aこの写真、流出させていいですか?
なかじまなんだよ、高地の写真送ってあげたのに
A後ろで顔出してる人、B.I Shadow?
なかじまそうだけどさ、高地中心で考えるの止めてくれる?www

・・・この人にはいろいろばれてるんだと思う。

-----

【yugo】

「あれ?」

SixTONES全員でバックにつくことになった、風磨のソロコンサートのリハーサルをしてたら、ふらっと健人が現れた。

樹「どーしたの、珍しいじゃん」
健「んー、ちょっと時間できたから寄ってみた」

勝手にパイプ椅子を出して、勝手にリハ室の隅っこに座って、スマホを弄りだす健人。

・・・自分のソロコンサートもあるっつーのに、何しに来たんだか。

慎「高地、そこ違う」
「マジ?もー、訳わかんねえ!」
京「こっちがこう、で、こう」
「あー、そっか。ありがとう」

ダンスが苦手な俺はいつもこんな感じ。もちろんリハは全く余裕がない。周りに教えて貰いつつ、休憩時間もちょいちょい練習するのが通常運転。

健「高地、写真撮るよ」
「え?何?なんで??は?」

俺が戸惑っている間に、ノリと勢いで生きているような面々が集まってきて

健「はい、チーズ」

撮られた。

健「・・・よし、ありがと」

そのままパイプ椅子に戻って、スマホを弄りだす健人。

「何してんだよ?」
「ん?Aちゃんに送るの」
「・・・誰?」
「なにとぼけてんだよ、Aちゃんだよ」
「・・・もしかして、名前知らないの?」
「?」
「この子だよ、この子!」

健人に見せられた画面に居る袴姿の子は、春に会ったあの子だった。

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設定タグ:SixTONES , 高地優吾 , 中島健人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:tamami | 作成日時:2020年4月21日 10時

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