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折原さんはずっと大好きだったという言葉と共に握手してくれて、とんでもないイケメンだなと思っていたら、浦島坂田船の4人で競いだしてしまった
とりあえず真冬さんと折原さんも揃ったので、結局夜行性コーナーには入ることになってしまったんだけど
入る前から黒木さんだけはずっと俺を心配してくれていた。黒木さんだけは!
中に入ると、暗くて不気味な雰囲気の通路があり、その両横にコウモリなどの生き物たちがいた
別にコウモリが嫌いなわけじゃない
ただ、この暗くて不気味な雰囲気が嫌なだけ
そう思いながらもこちらに向かって羽をバタつかせるコウモリに怯え、自分より背の低い、しかも女性の背中にくっついて離れられない
96「マイエンジェル大丈夫?」
『だ、大丈夫…まさか俺も最推しとこんな形で接近するとは思ってなかった…』
他の皆は割と楽しんでいるみたいで、坂田さんと天宮さんはちょっとはしゃいでいるし、月崎さんと折原さんは後ろをゆったりついてくる
彼方さんはこの場所が気に入ったのか色んなところで写真を撮っていて、真冬さんと浦田さんはちょっと心配になってきたのか俺の側にいてくれている
すると
カシャ
『え、今完全に俺に向いてたよね』
そ「まあびびってるの可愛かったしいいんじゃない?」
なにがいいんだろうか
未だこちらにスマホを向けてニヤつく彼方さんに便乗してか他の皆もスマホを取り出す
96「待って待って!ワシも撮りたい!」
天「あとで送ってあげるよ」
96「マイエンジェルは任せろ」
途端にこちらを向いてさっきのコウモリの前まで俺を連れて行こうとする黒木さんに、首を横に振りながらも引きずられていってしまった
.
全「ごめん!!/なさい!」
『…』
結局俺はあの場所でビビり散らかしてしまった
その間黒木さんには抑えられ、皆は写真を永遠と撮り続けていた
幸い他の人はお昼時で来なかったけど…
『…ホラーゲーム配信。楽しみにしてます』
いつもはしないような笑顔で俺が答えると、皆硬直した。ホラーゲームがあまり怖くない組も固まってしまい、やらかしたかと俺がおどおどしだすと
セ「…そんな恐ろしい顔できたんですね」
志「喜んで引き受けさせてもらいます」ブルブル
96「嫌わんといてぇぇ!ごめんん!!」
ま「今日の晩御飯は奢ります…」
う「…コッワ」
坂「ヒィィ!聞いてない!聞いてないって!」
そ「今度まふのゲーム好きにしていいから許して…」
ま「なんで僕のなんですか!?」
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mochi(プロフ) - 蒼央@そうさん» ありがとうございます!!!凄く励みになります (2020年11月8日 9時) (レス) id: 17f0603c12 (このIDを非表示/違反報告)
蒼央@そう(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってくださいι(`・-・´)/ (2020年11月7日 21時) (レス) id: 05e3395a04 (このIDを非表示/違反報告)
mochi(プロフ) - HIRUさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2020年10月31日 8時) (レス) id: 17f0603c12 (このIDを非表示/違反報告)
HIRU - おもしろいです! 続き楽しみですヾ(*ゝω・*)ノ (2020年10月31日 6時) (レス) id: 6ff52c0009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちもちの目 | 作成日時:2020年10月10日 0時