愛されちゃってくださいな/男主/歌い手/BL

デート　そらる編 ページ33

今はなんとですね、彼方の家にお邪魔しています！
真冬のときもだけどやっぱどれだけ仲良くなっても推しには変わらないわけなのでものすごい今感動しております

そ「Aー？お茶でいい？あ、その辺に座ってて〜」

『…あっうん』

なんか今までのデートは恋人って雰囲気があったんだけど、彼方は落ち着いた雰囲気が出てるからあまり緊張してない気がする。

そ「はい、麦茶でよかった？」

そう言いながら俺の前にコップとクッキーなどのお菓子を置いてくれた

『うん、ありがとう。ねえ何するの？ゲーム？？』

と、彼方に問いかけながらクッキーを食べる

そ「んー、それもいいんだけどせっかくだからさ、ほら」

こっこっちと手招きする彼方に近づくと
グイッ

『うわ』

そ「こうやってイチャイチャしてたいなって」

気づけば俺は胡坐をかいた彼方の膝の上で、彼方の腕にがっちりホールドされている

『えっあ、え…//』

だんだん恥ずかしくなってきて、自分でも顔が赤くなっているのがわかる

そ「あ、意識してくれてるみたいだね。よしよし、その調子」

ただイチャイチャしてるのもアレだしなんかみよっかーと慣れた様子でDVDをセットする彼方。
まじで心臓に悪い

．

．

そらるside

A「うっ…ひぐっ、ぐす」

今俺の腕の中で泣きじゃくってるのは天使なんだけど、断じて俺が泣かせたわけではないそこだけは信じてほしい
今見てる映画の感動シーンが最高潮に立ってしているのが原因だ。断じて俺じゃない。
それにしても泣いてる姿まで天使だなぁ
俺が頭をなでてやると

A「…えっあ……///」

どうやら俺の腕の中っていうのを思い出してくれたみたいで途端に下を向いてしまった。
とりあえず泣き止んではくれたみたいだけどどうしよ。
そろそろ映画も終わるし、ゲームするといつも通りになっちゃうしなぁ
あ、そうだ

『ねぇ、千羅君から聞いたんだけどAって料理うまいんでしょ？俺も手伝うから作ってよ』

A「え、いいけど材料とかあるの？」

『うん、一通りのものはあると思うよ』

本当は千羅君がうらやましくて買っておいた言えない
元々そのつもりだったとか言えない。
なんなら着てほしくてエプロンまで買ってあるとか言えない

A「へー、彼方も料理とかするんだね。じゃあそろそろお昼だしもう作り始めちゃおう」

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