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悪魔 31 ページ33
蛙「あなたの個性、オールマイトに似てる。」
人命救助レスキュー訓練だか何だかで、コスチュームに着替えた後、校舎からバスで移動させられている最中、そんな核心をつくような発言に、緑谷はあからさまに動揺を見せた
あの蛙女鋭いですね…
んでもって矢張りミドリヤのあの反応は、オールマイトと秘密裏に何か公にしてはいけない事をなし得ているのだろう
わかりやすいな…
しかし必死に取り繕う緑谷に被せて否定した切島の言う通り、根本は似た脅威の力は不完全なものであった
俺ですらこの力が無けりゃ考えもしなかっただろうしな
まあ元よりそこまで興味はないため、それ以上の事は考えなかったが…
「派手で強えつったらやっぱ轟と爆豪……それにネフィリアムだな！」
窓から流れる景色を横目に、ガキ共の声を聞き流していたが、どうしてかいきなり僕の名前が上がる。
目線だけ運転席の方へと向ければ、緑谷が全身全霊で肯定を示すように、勢いよく首を上下に振り回していた
『ルシファーでいいですよ…呼びにくいでしょう』
切「わかったぜ!」
そして誰かしらがバクゴーの怒りを買ったのをきっかけに、騒がしさに余計拍車がかかった車内を一番後ろから眺め、ただ鬱陶しく思う
知らず知らずに共感していたのか、それと同時にセンセーはガキ共を制し、発言通りにバスは間もなく目的地へと到着した
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作者名：もっちりパンダ | 作成日時：2024年3月18日 9時
