悪魔で、ヒーロー (ページ3)

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悪魔　２ページ3

目覚めて数日がたち、なんとなくわかったことがある

城の中にいた魔物たちが僕の土地を守ってくれていたこと

もう悪魔や魔族といった同胞たちは生きていないということ

僕は、死んでいった同胞たちの墓を作り、血を捧げた

今の世界についても調べてみたが、現在は個性を皆持っており、ヒーローとヴィランが存在するようだ

『ヒーローが正義で、ヴィランが悪か…』

『ハッくだらねぇな…』

正義も悪も絶望や恐怖のまえでは無駄とだとゆうのに…

『一応、力の確認もしておくか』

個性という力がある世界で、俺の力がどのくらいのものなのか確認せねば…

椅子から体を浮かせ、森にある訓練場に向かった

『さて、何から試そうか…』

　『カタストロフィ：破滅』
　
　『ミラージュ：蜃気楼』
　
　『ドラグーン：竜騎兵』
　
　『インフェルノ：地獄』

　『ルナティック：狂気』
　
　『サンクチュアリ：聖域』

試したのは軽い力だったのだが、凄まじいな
　

先程まで普通の森だったのが、目の前が焼土と化している

『あまり、力を使わないほうがいいなこれは…

他の力は……』

そう言って、手のひらを傷つけ血を出した。

溢れ出した血を、ナイフの形にする

『問題ないな… 普段使いはこれにするか』

そうして、大体の力を試し、全て問題ないことが分かった

だが、力が強すぎるため隠したほうがいいと言えるな

なにかでカモフラージュをしておくか

『……………あいつ等呼ぶか…』

　『フィニックス不死鳥火を操る』

　『フェンリル銀狼の王鋭い爪と牙』

　『グリフォン鷲獅子飛行能力
　鋭い爪と凄まじい力
　病気を治す力』

　『ペガサス天馬飛行能力』
　
　『アペプ闇蛇闇属性の力』

こいつ等は、俺の使い魔だ

　フィニックス=ニックス

　フェンリル=リル

　グリフォン=リフ

　ペガサス=ペガ
　
　アペプ=ペプと呼んでいる

『明日、町に降りるから、とりあえず、ペプは僕と一緒に行動、ニックス達はペプの影に入ってて…』

いくら強くても現在について知らなくては危険だからな