特別なキミ (ページ34)

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誕生日の奇跡ページ34

蓮side________

例の週刊誌の件があってから、会うことはもふちろん、連絡もスレ違い気味だった。

憧れだったAちゃんが俺の恋人になったのに、、、このまま消滅していっちゃうのかな？

それだけは絶対に嫌だ！！

絶対にAちゃんと離れたくない！！！

とうしたらいい？

俺ができることは？

神様がいるなら、Aちゃんに会わせてほしい。

会うだけでもいい。

ハグもキスもしなくていい。

俺の目にAちゃんが映ってて、、

Aちゃんの目にも俺が映ってる、、

それだけでいいから。

どうかどうか、、、

それスノの収録を終えて次の現場まで移動するため、メンバーに「おつかれ！！」と告げ、俺と康二だけマネージャーの車に向かう。

康二「あ！」

蓮「どした？」

康二の方を向けば俺の反対側を見てるから、俺も目を向ける。

人間て、ほんとに驚くと、声出ないんだね。

名前を呼びたくて口だけは開くけど、声が出てなかった。

康二「俺、先行っとるから、、めめ行っといで( ´ー`)」

ポン！と康二が背中を押してくれて、ようやく動けた俺。

まだこちらに気づいていない様子のAちゃんの後ろから近づいて、声をかけるよりも先、Aちゃんの右手を掴んだ。

A『っっ！！！』

ビクッとしながら振り返ったAちゃんの顔が一瞬にして泣きそうな顔になるから、慌てて側にあった非常階段のドアを開けて二人で入る。

蓮「ビックリさせてごめんね？」

A『っっ、蓮く、』

蓮「Aちゃん、」

さっき神様がいるなら～って、
「ハグもキスもしなくていい」って言ってたはずなのに、、、

Aちゃんを見たら、制御できず強く抱き寄せてしまった！！

抱きしめずにいられるわけないよ。

蓮「スゲー会いたかった！」

A『私も、、』

蓮「私も？」

A『スゲー会いたかった(^ー^)』

蓮「( ´ー`)」

少しだけ体を離してAちゃんの顔を見つめる。

涙がこぼれ始めたAちゃんの涙を拭う。

A『今日、蓮くん誕生日だね！おめでとう(^ー^)』

泣きながらも、ちゃんと俺の目を見て言葉にしてくれた。

蓮「ありがとう( ´ー`)」