特別なキミ (ページ29)

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蓮「言うことちゃんと考えてきたのに、、Aちゃん、全部先に言っちゃうから。」

A『言いにくいかなぁ？って思って。。』

腕のなかに閉じ込めたまま、少しだけ離してAちゃんの顔を見れば、茶色い瞳に見上げられて胸がギュッとなった。

蓮「Aちゃん、、」

A『ん？』

蓮「離したくなくなっちゃったんだけど、、どうしよ。」

A『へ？』

蓮「明日早いんだよね？」

A『、、』

蓮「ん？」

蓮「もしかして、、別に早くない感じ？」

コクンと頷いたAちゃんは、俺の胸元におでこを当てて、

A『ごめ～ん』

だってさ！
なんだよ、それ。めっちゃ可愛いじゃんか！！

蓮「なんで嘘ついたの？」

A『だって、、』

蓮「だって？」

A『、、、、、あの光景見ちゃったあとで、モヤモヤしたまま、どんなテンションで会えばいいのかわかんなくなっちゃって。。』

蓮「、、そっか、、たしかに。」

A『ごめんね？』

と、また見上げてきたAちゃん。

蓮「気持ちわかるから、、いいよ(⌒‐⌒)」

可愛いAちゃんのおでこにチュッとすれば、照れた顔でそのおでこを触るから、その手にもチュッとしてみる。

A『ﾌﾌ(^ー^)なぁに？』

と、俺の頬を両側から包みながらニコニコするAちゃんはもう破壊力抜群で。

蓮「ねえAちゃん、、、俺、明日昼過ぎからなんだ。だから、、泊まってってもいいかな？」

A『っ！！泊ま、、』

蓮「このまま離したくないんだ。」

すぐ目の前にあるAちゃんの目を見つめながら話せば、Aちゃんは俺の頬にあててた手はそのままに、視線だけ下にずらし、、、

A『そんなの、、、』

A『私もおんなじー！！』

と、俺の頬を軽くつねってきた( ´∀`)

蓮「ぁ、痛っ( ´ー`)」

A『ぇ、ごめーん』

と、俺の頬から離した手を繋いで、、目が合う。

A『ごめんね、痛かった？』

蓮「１ミリも痛くない( ´ー`)」

A『もぉー！』

と言いながら手を離そうとするから、離れないように握り直して、そのまま引き寄せてまた腕のなかに閉じ込めた。

俺の背中に回ったAちゃんの手が愛しい。