今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:120,773 hit
小｜中｜大
夏のせい ページ7
緑side
赤｢智洋さーん？ご飯でけたよー｣
｢.....んっ｣
いかにも今起きましたよーと言わんばかりの起き方をしてみる。
赤｢おーい、起きた？｣
｢.....ああ、しげ。ごめん寝とったわ｣
赤｢知っとる笑気持ちよさそうに寝とったわ〜｣
.....俺意外と演技上手いんちゃう？
全然バレてへんやん。しげがアホなだけかもやけど。
｢ご飯、作ってくれたん？｣
赤｢おん！暑いし病み上がりやからさっぱりしたもんがええかな〜って冷やし中華にしたんやけど、嫌いやない？｣
｢全然！ありがとな｣
そう言って無意識に頭を撫でると
くしゃっとえくぼを見せながら笑う。
その笑顔にドキッとして、一気に顔が熱くなった。
｢あっ.....た、食べよか｣
"しげちゃん特製ダレ"で作ったらしい冷やし中華は予想以上に美味しくて、
その冷たさが体の熱さに染みる。
この熱さは、きっと夏のせい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 415人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちもち子 | 作成日時：2020年7月5日 22時
