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行動 ページ17
赤side
体を揺さぶられ目を覚ますと、目の前には帰る支度を済ませた智洋さんがおった。
｢あ、俺.....寝とった？｣
緑｢気持ちよさそーに寝てたで笑｣
そうやって笑いかける智洋さんの頬がほんのり赤い。
｢智洋さん、まだ熱ある？｣
緑｢いや、ないと思うけど.....って、ちょ！｣
近づいておでこに触れるともっと赤くなる。
あれ、意識してくれとるんかなあ。
なんて、そんなことないんやろうけど笑
｢じゃあ、帰るか。｣
緑｢おん。｣
帰る約束なんてしてへんし、俺が勝手に待っただけ。
やけど、俺が寝とってもほっとかないでくれて、
何も言わず一緒に帰ってくれる。
それが嬉しくて嬉しくて、意気地無しな俺はこのままの関係でもええんやないかと思ってしまう。
ちゃんと、ちゃんと正面からぶつかるって決めたんやから。
なんか行動に移せへんかな、と考えながら
前を歩く智洋さんを追いかけた。
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作者名：もちもち子 | 作成日時：2020年7月5日 22時
