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「でね、先輩たちに挨拶が終わったあと、」
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『A
お前、苗字"海城"っていうんだな』
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「って初めて話しかけられたの」
「えっ、初会話それ?アンタらまじで?」
「五条先生を挟んで話すことはあったけど、2人で喋ったのはそれが初めてで……
あ、でもその後ちゃんと自己紹介したよ!」
へー、と呆れた顔で見てくる野薔薇ちゃん。
その当時は何も考えてなかったけど、今となっては名前で呼んでくれるのが嬉しいので当時の私に銀座のお寿司奢っちゃう。
「まーでも、アンタら全然喋んない割にはお互い名前で呼びあってるし良かったじゃない」
「?…呼びあってないよ?」
「は?」
野薔薇ちゃんはパチッと目を見開く。
「え、だってアンタ"恵くん"って」
「いやぁ、実は本人の前で呼んだことなくて……」
えへへ、と笑う私を横目に野薔薇ちゃんはため息をつく。
「……次、名前呼び行くわよ」
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「いい?まず普通に虎杖に話しかける。で、なんでもいいからそのまま伏黒に話を振る。いけるわね?」
「ん?拒否権ない感じなの?」
「ないわよ」
"ほら、行った行った"と窓際で恵くんと喋っていた悠仁の前に私を押し出す。
「お?どした?」
急に現れた私に悠仁が声を掛けてくれる。
悠仁はどこまでも優しいね……
「あ、あー、えっと……」
何を話すかもノープランで来てしまったのでなかなか話題が出てこない。
んー、んー、と唸っていると優しい悠仁から話し出してくれた。
「なー、Aって休みの日とかって何してんの?」
「えっ、休みの日……?
えーっと…野薔薇ちゃんの部屋に行ったり、野薔薇ちゃんが部屋に来たり……
あとは2人でショッピングとか、たまに真希先輩も一緒に出かけたりするよ」
「ほんと仲良いなー、Aと釘崎!」
「そうなのー!」
悠仁に聞かれたことを答えたけど、よく考えてみる。
あれ、これもしかして流れ的にいけるのでは……?
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肉じゃが - なぜだ…恵推しじゃないのにこの小説が神様に見えてきた… (8月15日 18時) (レス) @page34 id: 42198287f0 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - アイラブメグミイイイイイイイイイイイイイイイイイ 投稿頑張ってください!応援してます!この作品めっちゃ好きなので!ニヤニヤが本気で止まらないです!!!いいなぁ夢主ちゃん。私も恵君に可愛いって言われたいよーーーー😭 (2022年8月30日 17時) (レス) @page23 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - あぁぁぁぁぁぁ!恵君かっこいい!私の顔今真っ赤です!今後も頑張ってください! (2022年1月8日 15時) (レス) @page34 id: 634c848308 (このIDを非表示/違反報告)
シーエル目つぶし(プロフ) - やばいニヤけが止まらない、、!w (2021年7月9日 16時) (レス) id: 7ab4427546 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - もち明太さん» ありがとうございます〜!!よろしくお願いしますっ! (2021年2月17日 19時) (レス) id: ed116a4644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち明太 | 作成日時:2021年1月16日 17時