恵くんにしたい10のこと【呪術廻戦】

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「え、A！これ何！？」







「うわ、ちょ、あっち！あっちにすごいのある！」







「Aー！これは！？これは何！？」









「うわすげぇ！商品名読めねぇ！」









「コスメ！コスメ行くわよ！」









「俺あれ食いてー！！」









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初めて来た新大久保ではしゃぎ回る野薔薇ちゃんと悠仁。




地方から来たんじゃ、やっぱりこういうの楽しいんだろうな〜と微笑ましく思っていたのはもう10数分前。









「ど、どこにいっちゃったの〜！？」









「アイツら電話出ねぇぞ…」









多くの人で賑わうコリアンタウン。


一度離れてしまったら連絡が取れない限り見つけるのは少し難しい。









「だ、大丈夫かな……二人とも慣れない場所だし…」









「とりあえず探すしかねぇな」









「うん…どうしよう、手分けする…？」









「いや、これ以上分散するのはあんまり…」









「それもそっか。さっき行ったところには多分いないし、行くならこっちだよね」









「あぁ。」









迷子の二人を探すべく、恵くんと一緒に周りをキョロキョロ見渡しながら歩いていく。









「今日、なんか特別人が多い気がする…。野薔薇ちゃんたち一緒に行動してるといいんだけど…」









「二人とも電話取らねぇってことは一緒にいる可能性が高い。…まぁ、いつはぐれても可笑しくないけどな」









「うぅ、早く見つけないと…。わっ！？」









周りを見渡していると、目の前から来る人に気付かずぶつかってしまう。


すれ違いざまだから、相手の人はそのまま気にせずに行ってしまった。









「おい、大丈夫か？」









「大丈夫大丈夫！前ちゃんと見てなかった私が悪いし」









ちょっとだけ痛かった肩をなんとなくぱぱっと払う。









「にしてもマジで多いな、今日…なんかあんのか？

俺が先歩くから、Aは離れるなよ」









恵くんはそう言うと、私の手首を軽く握って、優しく引っ張るように歩いていく。









「(え、え〜〜！！？？！！？無自覚…？無自覚なの…！！？やっ優しい……すき…)」

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