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「うぅ……」
「いい加減元気出しなさいよ」
うじうじとする私を慰める野薔薇ちゃん。
こうなったのにはちゃんと理由がある。
さっき、私と悠仁が選んだお店でお昼を済ませてきたのだが、目の前に座る恵くんの食べ方があまりにも綺麗で見惚れているうちにグラスの水を零したり、お会計を男子二人がサラッと済ませてくれていたり、お店を出る時に人とぶつかり、「ｳﾞｯ」という蛙が潰れたような声を出してしまったり…
それはもう、みっともない女であった。
そして今は近くのブティックで、濡れてしまったスカートの代わりのものを選んで着替えている最中。
悠仁と恵くんは外で待ってくれている。
「水零したのと変な声出したのはまだしも……別に奢ってもらうくらいはいいんじゃない？
虎杖だって、"ちょっとは男にカッコつけさせてよ"って言ってたし。」
「確かに有難いことなんだけどね…でも男の子だからって奢らせちゃうのは申し訳ないというか……」
「アイツらから言い出したんだし、気にすることないわよ。
着替え、終わった？」
「あ、うん！終わったよ」
野薔薇ちゃんに選んでもらったスカートに履き替えが終わったので、シャー、とフィッティングルームのカーテンを開く。
「うん、悪くないわね。さすが私のセンス！」
「これほんとに可愛い！ありがとう〜！」
お会計を済ませ、店員さんに会釈をしてからお店を出る。
「ごめんね、お待たせしちゃって」
「いーよいーよ！…お、そのスカートも似合ってんね！最初に履いてたのも可愛かったけど！」
「えっ、ありがと…！」
悠仁に思いもしなかった言葉をかけられる。
こ、これが…天然タラシってやつか……！
「うし！じゃあ次行くか〜！
どこ行く？釘崎が行きたがってたコリアンタウンにする？」
「うん！こっから近いし、先にそっち回ろっか」
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(ほら、伏黒も早く言えよ。可愛いって)
(うるせぇ)
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肉じゃが - なぜだ…恵推しじゃないのにこの小説が神様に見えてきた… (8月15日 18時) (
レス) @page34 id: 42198287f0 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - ｱｲﾗﾌﾞﾒｸﾞﾐｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ 投稿頑張ってください！応援してます！この作品めっちゃ好きなので！ニヤニヤが本気で止まらないです!!!いいなぁ夢主ちゃん。私も恵君に可愛いって言われたいよーーーー😭 (2022年8月30日 17時) (レス) @page23 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - あぁぁぁぁぁぁ！恵君かっこいい！私の顔今真っ赤です！今後も頑張ってください！ (2022年1月8日 15時) (レス) @page34 id: 634c848308 (このIDを非表示/違反報告)
シーエル目つぶし(プロフ) - やばいニヤけが止まらない、、！w (2021年7月9日 16時) (レス) id: 7ab4427546 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - もち明太さん» ありがとうございます〜！！よろしくお願いしますっ！ (2021年2月17日 19時) (レス) id: ed116a4644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち明太 | 作成日時：2021年1月16日 17時
