7話 ページ9
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-過去編-
私には母親しかいなかった。物心ついた時から、母親と私の2人。でも私はみんなそうなんだと思っていた。しかし、幼稚園に入って初めて父親がいないという現実を突きつけられた。
私は1度だけ、母親にきいたことがあった。
『ねぇ、なんで私にはお父さんがいないの？』
母｢…その質問、２度としないで。｣
そう言われると余計気になってしまうのが子ども。私はずっと毎日聞き続けた。
そんなある日、母親が家に帰ってこなかった。今まではどんなに遅い時間でも家に帰って来てたからすごく不安だったのを今でも覚えている。かと言ってまだ小さかったからどうすることも出来なくてとりあえず家を出て近くを探し回った。
近所では私が母子家庭だという人を知らない人はほぼいなかったからか、私が1人で夜遅くに外にいることを近所の人が心配してそのまま警察に保護された。もちろん警察は母親にも電話したみたいだけど、その日迎えに来ることはなかった。私は一時預かり施設に連れてかれた。
あー、捨てられたんだって感じた。でも正直母親のことはそんなに好きじゃなかったからほっとしてた。
のに。
1週間後。母親が来た。有無言わさずにまた家に戻された。帰る途中言葉を交わすことは無かった。
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家に入ると見知らぬ男の人がいた。
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優 - めちゃ面白いです！本当に！更新お待ちしてます！ (2019年6月30日 13時) (
レス) id: c540cdf188 (このIDを非表示/違反報告)
もちくま(プロフ) - 。さん» ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月15日 21時) (レス) id: f9f56efd79 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - ページ25、あと1周間という短い間「一週間」だと思います。 (2019年5月10日 20時) (レス) id: dc1593ce82 (このIDを非表示/違反報告)
はなりんか - 頑張ってください！楽しみにしてます( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年3月5日 22時) (レス) id: 6f04420929 (このIDを非表示/違反報告)
もちくま(プロフ) - はちみつさん» ありがとうございます！ (2019年2月2日 0時) (レス) id: e85078b881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちくま | 作成日時：2018年12月29日 17時
