27話 ページ29
有「Aの夢も応援する。」
『ありがとう…。』
有「…昔あったあのことを乗り越えてるAなら、きっと大丈夫だ、よね。」
有「だから、…っ。」
急に大ちゃんの話が止まったから顔を上げると泣いていた。
『大ちゃ…、』
私からも自然と涙が溢れてくる。
有「…俺らの寂しさかき消すくらい、むしろ俺らもやらなきゃって思えるくらいに、」
『うん、っ…』
・
有「お前も頑張れ…。」
・
絞り出すような声だったけど、私にはしっかりと届いた。
『ありがと…、』
周りから見てみたら、多分これは異様な光景。それは成人男女がご飯食べながら号泣してるから。
これが、"シンメ"というもの。
有「…さて、ご飯食べよか。笑」
この空気を変えるように、大ちゃんはいつもの調子になっていた。
今の私には、目の前のご飯を食べることで必死。それにまだ伊野尾ちゃん、雄也、知念ちゃん、そして…山ちゃん。話さなくてはならない。そんな先の思いやられることで頭がいっぱいだった。
だから気付かなかった。
・
・
・
お酒を飲みながら
ずっと大ちゃんが泣いていたことを。
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優 - めちゃ面白いです!本当に!更新お待ちしてます! (2019年6月30日 13時) (レス) id: c540cdf188 (このIDを非表示/違反報告)
もちくま(プロフ) - 。さん» ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月15日 21時) (レス) id: f9f56efd79 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - ページ25、あと1周間という短い間「一週間」だと思います。 (2019年5月10日 20時) (レス) id: dc1593ce82 (このIDを非表示/違反報告)
はなりんか - 頑張ってください!楽しみにしてます( ´ ▽ ` )ノ (2019年3月5日 22時) (レス) id: 6f04420929 (このIDを非表示/違反報告)
もちくま(プロフ) - はちみつさん» ありがとうございます! (2019年2月2日 0時) (レス) id: e85078b881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちくま | 作成日時:2018年12月29日 17時