さよならじゃなくて (ページ21)

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19話ページ21

2018年11月12日

発表の次の日の朝。
結局、あの後の記憶なんかはほとんど無くて今こうしてホテルのベッドにいるのが不思議だ。

体を起こすとより分かった自分のコンディションの悪さ。飲みすぎたと反省しつつ、隣を見るとすでに目を覚ましていた裕翔がいた。

『おはよ。』

中｢あ、Aおはよ！｣

『ん。…ね、私さ戻ったあと変な事言ってないよね？』

中｢記憶ないの？！｣

『うん…、残ってた料理みんなでがんばって食べたこととかは覚えてるんだけどね‪笑』

中｢まーあんなに飲んでたらそうなるよねー。帰る時俺が運んだし。｣

『嘘？！なんかごめん…。』

中｢おんぶするかお姫様抱っこするか聞いたらお姫様抱っこがいいって言ったんだよー？｣

記憶にない自分の行動に危機感を覚えた。

『まじで？！？！ほんと覚えてない…。ごめん…。』

中｢いーよ、軽かったし。ちゃんとご飯食べてる？もっと食べないと栄養失調になっちゃう！｣

『ちゃんと食べてるの近くで見てるでしょ…、って！それはそうだけど何話してたの！』

危なく話をそらされるところだった。
でも、肝心の裕翔はなかなか口を開かない。

中｢んー…、覚えてないのならその方がいいと思うよ。｣

『…どういうこと？』

中｢どーしてもって言うなら言ってもいいけど…｣

なんか深刻なことかと思えばニヤニヤしだした裕翔。

『え、教えてよ。』

中｢んーコンビニスイーツ、｣

『…はいはい、分かったよ。』

中｢…俺らのこと好きだよーって。裕翔のここが好き知念ちゃんはかわいい圭人は紳士とかずーっとペラペラ喋ってた。｣

くそ、恥ずかしい。

酔った勢いってこわい。

『…全部忘れて。』

中｢むり♡｣

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長らく更新しなくて申し訳なかったです。
無事に学年末テストを終えたので本日より更新開始していきます。

また、全話手直しをかけました。さほど物語には関係ないのですがよりわかりやすくするためにしたものなので深く考えなくても大丈夫です!!!