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16話 ページ18





『裕翔…、』


中「待って。知念に時間あげよ。ちゃんと気持ちの整理付けたいだろうし。」


中「それに俺らの意見も聞いてほしい。」


そんな真っ直ぐな目で見つめられたら、断れない。


『…わかった。』


私がそう言うと、改めて向き合う裕翔。


中「俺は、応援してあげたい。Aの気持ちが並大抵じゃない事も伝わってきたし。」


『…ありがとう。』


中「でも。少しは、相談して欲しかったなぁ…。」


裕翔が寂しそうな、悲しそうな顔で呟く。


『…ごめん。』


中「ま、Aを守ってあげられなかった俺らも問題か。」


『そんなこと、!』


中「今まで辛い思いさせてごめん。」


『謝らないで、悪いのはわた「俺も、」』


圭「気づいてあげられなくてごめん。」


今まで口を開いていなかった圭人からも謝られる。


『圭人…』


圭「…本当は、行かないでって言おうとしてた。なんでって。でも、これは俺らにとっても成長するタイミングなのかもしれないって感じた。」


圭「…今すぐに応援するよ、とは言ってあげられないけど、反対ってわけじゃないってことだけ伝えておくね。」


『ありがとう…。』


とりあえず気持ちが落ち着く。
なんて言われるのか、ほんとに分からなかったから怖かった…。
安心したからなのか、肩の力が抜けていく感覚がした。それを感じた圭人は私に声をかける。


圭「A、大丈夫?」


『…ねぇ、もしあれだったらお店もどらない?』


圭「薮ちゃんと光くんってまだ中いるんだよね?」


『うん。』


圭「うん、じゃあ行こ「待って!」」


圭人が扉に手をかけた瞬間。
裕翔が叫んだ。


中「あと一個だけ質問いい?」


『いいけど…、』


中「…海外にいく本当の理由は?」

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- めちゃ面白いです!本当に!更新お待ちしてます! (2019年6月30日 13時) (レス) id: c540cdf188 (このIDを非表示/違反報告)
もちくま(プロフ) - 。さん» ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月15日 21時) (レス) id: f9f56efd79 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ページ25、あと1周間という短い間「一週間」だと思います。 (2019年5月10日 20時) (レス) id: dc1593ce82 (このIDを非表示/違反報告)
はなりんか - 頑張ってください!楽しみにしてます( ´ ▽ ` )ノ (2019年3月5日 22時) (レス) id: 6f04420929 (このIDを非表示/違反報告)
もちくま(プロフ) - はちみつさん» ありがとうございます! (2019年2月2日 0時) (レス) id: e85078b881 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちくま | 作成日時:2018年12月29日 17時

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