不調2 ページ20
宏太side
”慧、熱出た”
そう連絡が来たのは2時間ほど前。
仕事を終えて、急いで家路につく。
宏太「ただいま」
大貴「あ、宏太!おかえり!」
宏太「おう。慧は?どんなよ?」
大貴「熱上がってきたけど寝れてるみたい。38度こえちゃったって」
そっちにいるよ。と父さんたちの部屋を指す。
宏太「………きついな…」
近寄って見てみると、寝れてはいるけど、呼吸は浅い。冷えピタはぬるくなってしまっていた。
大貴「光が帰ってすぐは、熱なかったらしいんだけどね……」
じゃあ2時間ちょっとで急に上がったのか…
今発作が起きたらやばいな…
.
.
光「宏太、おかえり」
声に振り向くと、替えの冷えピタを持った光。
光「起きちゃうかもだけど…」
そっと冷えピタを新しいのに変えてやった。
慧「………んっ…光?」
光「起こしちゃってごめんな、冷たい?」
慧「ん。きもちい…あれ、宏太と….大ちゃんもいる?」
後ろに立つ俺。さらにその後ろでチラチラ様子を伺う大貴に気づいたみたい。
大貴はご主人の心配をする犬みたいだ。
慧「おいで、大ちゃん…」
慧に手招きされて、よそよそ近寄った大貴。
慧「ごめんね大ちゃん。すぐ治すからね。心配しないでね」
大貴「………ん」
上半身を起こして、大貴の頭をよしよしと撫でる。やっぱり弱っててもお兄ちゃんだな。
光「慧、食欲は?」
慧「…んー……あんまねぇや。昼も遅かったし…」
光「だよね…じゃあ、ほんの少しにするから、薬飲むために食べてね。うどんとおかゆどっちがいい?」
慧「…おかゆ」
光「おっけ、まってて。また寝ちゃってもいいからね」
光がリビングに戻る。
宏太「大貴、俺らも向こう行くぞ」
あんまり気張らせて無理しないように、慧に布団を掛け直してやってから部屋を出た。
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いの猫(プロフ) - 伊野ちゃん、大変そうで、更新めっちゃ楽しみにいつもわくわくしてマス!更新頑張ってください (2016年6月18日 23時) (レス) id: 7e83c674db (このIDを非表示/違反報告)
ふぶき(プロフ) - いのたか愛ingさん» コメントありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。優しいお言葉励みになります!移行完了しましたので、そちらの方もよろしくお願いします!! (2016年6月14日 17時) (レス) id: c53fae0730 (このIDを非表示/違反報告)
いのたか愛ing(プロフ) - コメント失礼します!とても面白いです!テスト大変だと思いますが、頑張ってください!応援しています! (2016年6月14日 16時) (レス) id: 8688c8bf10 (このIDを非表示/違反報告)
ふぶき(プロフ) - 蒼桜妃さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますんで、これからもよろしくお願いします! (2016年6月14日 16時) (レス) id: c53fae0730 (このIDを非表示/違反報告)
ふぶき(プロフ) - あかりさん» そうですね!意外と近くて親近感わきました笑 (2016年6月14日 16時) (レス) id: c53fae0730 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぶき | 作成日時:2016年6月4日 23時