野次馬 ページ22
アルハイゼンside
「っ、A！！！！」
俺は走ってAの傍に駆け寄った。
Aを抱き抱えると自分の服に血が付いてしまうが、そんな事は気にしない。
「あぁーあ。何でこのタイミングで。
にしても、もう少し来るのが早かったらAはこんな傷を負わなかったかもね。
•••••••いや、そもそもお前が俺を教令院から追い出さなければッ•••‼」
確かに俺はお前を教令院から追い出した。
賢者に報告して。
「でも、アルハイゼンがAを失った時の顔を見るのも悪くないな。
取り敢えず、Aの神の目は未だ光っている様だけど、貰うよ。」
「其れが出来ると良いな。」
俺はAを抱え直して立ち、ルザクを無視しその場から退いた。
「は？何言って••••⁈な、何で此処に大マハマトラが⁉••••」
「こんな大騒ぎ、誰でも駆け着ける。
真逆、ドアを閉めておけば外には聴こえないと思ったのか？
周りをよく見てみろ。」
「ま、周り？•••••••」
ルザクは周りを見渡すと顔を青ざめた。
「何事？」
「え、やだ••••あれ血？•••」
「あれってA書記官補佐じゃない？」
「兎に角、レンジャー呼んだ方が良いよ！」
「あ、いや違う！俺は悪くなんか無い•••‼違う、俺は••••俺はッ•••••‼‼」
ルザクは混乱していると、ティナリが此方に向かって来た。
「途中から急いで来たけど、あの人、軽い意識障害だね。
取り敢えず、Aは預かるよ。治療しなくちゃいけないから。」
「あぁ。」
俺はAをティナリに預けた。
「••••一発、あの間抜けの彼奴を殴っても良いと思うよ。
丁度今、セノが取り押さえているし。(冗談だけど)」
「あぁ、元からそのつもりだ。
二度と歩けない様に両脚を殴って折るつもりだ。」
そして俺は取り押さえられているルザクの元へ向かった。
「え、いや、ちょっと待って、アルハイゼン⁈⁉
さっきの冗談だから！ってあぁ、行っちゃったよ••••」
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鬼ごっこ(プロフ) - まなちさん» ありがとうございます！中途半端な終わり方でやってしまいましたが、面白かったと言ってくれて嬉しいです！ (9月1日 23時) (
レス) id: cfe48e5587 (このIDを非表示/違反報告)
まなち - 面白かったです！お疲れ様でした！！ (9月1日 21時) (レス) @page43 id: 626fa9ab7b (このIDを非表示/違反報告)
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