狂っている ページ19
“ルザク”•••あぁ、思い出した。
あの時に私を蹴り飛ばした奴。
一体何が目的なのか。もしや、学院時代の恨みか。
『其れで•••目、的はな••••に？』
するとルザクは私の体をジッと見ると、「へぇ」と云う声を出した。
「A、神の目を持ってるんだなぁ。
いやぁ、今日は当たりだ。中々会えない風元素に会うとは。」
『私が神の目を持ってるくらいで当たりって••••っ、如何云う事？』
神の目は奪った処で自分が扱えるわけじゃない。
此奴なんかが私の神の目を奪っても光は灯るわけが無い。
「俺さ、神の目を集めるのが“趣味”なんだよなぁ。
神の目って人によってちょっと形が違うじゃん？
綺麗に角をカットした物、髪飾りの様にしている物など色々。
その人の人格的なものが滲み出ていて、好きなんだよ、俺。」
『••••••••••••••』
「で、久し振りにスメールに戻ったら
Aを見掛けたからちょっと寄る事にした。そしたら、未だ一つも持ってない
風元素の神の目をAが持っていて、当たりって事。」
“狂っている”その言葉に尽きる。
だが、神の目を集めるのが趣味と云う事は______その神の目の持ち主を殺した、と
云う事だ。
『殺した••••のか？•••』
「そうだけど。あ、俺が今迄集めてきた
ルザクは教令院の服を脱ぐと、下にマントを羽織っており、其れを捲ると
ジャラジャラと沢山の神の目が掛けられていた。
炎、水、氷、岩、雷、草。
見ているだけで嫌になる。なんて悪趣味なんだ。
兎に角、早く取り押さえなければ。
『烈葉風、葛ノ裏風‼‼』
私はルザクに元素爆発をぶつけると、ルザクは大きく傷を受け、
壁に強く背中を打った。
『っ•••‼はぁ、はぁ、はぁ••••。』
元素爆発を使った為か、傷がまた深くなり膝から崩れ落ちる。
血がドクドクと流れ、止まる気配が無い。
痛みも先程より更に増す。
この苦しみになんとか耐えていると、ルザクは起き上がった。
彼の表情はとても嬉しそうに、愉快に笑っていた。
「は、ハハハ！
此れが風元素の元素爆発か•••！しかもかなりのダメージ。
こりゃあ、今Aが着けてる
『ゲホッ•••‼あ”••••う”ぅ”っ•••』
あぁ、矢っ張り彼は“狂っている”。
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鬼ごっこ(プロフ) - まなちさん» ありがとうございます！中途半端な終わり方でやってしまいましたが、面白かったと言ってくれて嬉しいです！ (9月1日 23時) (
レス) id: cfe48e5587 (このIDを非表示/違反報告)
まなち - 面白かったです！お疲れ様でした！！ (9月1日 21時) (レス) @page43 id: 626fa9ab7b (このIDを非表示/違反報告)
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