合同任務 ページ10
怪我を少し詳細に書いてます。
読まなくても話全然繋がります。
エセ関西弁です。
ヒーロー任務は時偶、国の西と東を隔てる山間部での戦闘司令もある。
その時、百目鬼Aは普段なら腰が重い東側を観光し、ご褒美と名をつけ自分用や同期へのお土産を買って帰る。
今回もお土産目当てで意気揚々と東側のヒーロー、Oriens緋八マナとの合同任務に赴いていた。
今日の任務は東側の山の麓で凶暴化した妖魔の市民避難、鎮圧。西側を住処にしていた妖魔が暴走し、東側に下りてきたらしい。
それにより管轄内の東側から一人、敵が妖魔だから西側から一人として緋八マナと百目鬼Aが選ばれた。
Aは脚に纏わりつく落ち葉を踏み荒らしながら獣道を駆ける。
「あ、マナ」
「おぉ!A!」
レイピアを拵えた金髪に気付くとあちらも私を捉えたようだった。
「今回の任務はごめんなぁ、本当はDytica駆り出す予定ちゃうかったんやけど」
「気にするなよ。任務じゃなきゃ東に行かないし観光がてら任務を…」
「任務をついでみたいに言うな」
私はマナのツッコミについつい目を逸らした。
東側が西側より栄えてるからAの好奇心を擽るのが悪い。
木々が開けている所に出た途端、妖気にぶわり、と鳥肌が立つのを感じる。
「っ、!」
「この辺よな」
「あぁ、」
緋八は妖魔よりCOZAKA-Cと対峙することが多いからかこの妖気には気づかないのか。
「マナ、妖気がつy」
そう言いかけたのだが、突如として地響きと共に、ドロドロとした不気味な見た目をした妖魔が立ちはだかる。
こいつ、妖気が強い。
だがマナにも見える。それが安心材料だ。
「私はマナを強化する魔術をかけながら遠方から攻撃するから、」
「了解!直接攻撃すればええんやな!」
「結界も張るから、好きにやっていい!」
「おっけー!」
強固な結界を張りながら味方の強化魔術に遠方攻撃。
これらを同事に、そして長時間継続して使えるのは妖術や魔術が発展してる西側でも唯一の実力者である百目鬼ならではの強味なのだ。
最初から妖術や魔術に長けていたが、ヒーローとして一般人を守る為に更に努力をしたのだ。実力で言えば国内外、五本の指に入る。
ふと視線を敵から逸らすと、木陰に七、八歳の少年が妖魔に怖気づき腰を抜かして座り込んでるのを捉える。
「くそ、避難させたんじゃなかったのかよ……」
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焼き餅もちもち(プロフ) - 美泳さん» 全然気付きませんでした…ご指摘ありがとうございます! (2月2日 22時) (レス) id: 2dcf268308 (このIDを非表示/違反報告)
美泳(プロフ) - コメント失礼します。概要のところに書いてあるヒーローたちの名前なのですが、akgくんだけ抜けてるように見えるます。気のせいでしたらごめんなさい。 (2月2日 8時) (レス) id: 69c64fedee (このIDを非表示/違反報告)
焼き餅もちもち(プロフ) - 仁科さん» ありがとうございます!ご期待のそえる出来になるか分りませんが、今日中に投稿めざして頑張っているので少々お待ち下さい! (1月27日 10時) (レス) id: 2dcf268308 (このIDを非表示/違反報告)
仁科(プロフ) - 成人式のお話とても楽しみです…!! (1月24日 22時) (レス) @page27 id: 81dc20dea8 (このIDを非表示/違反報告)
焼き餅もちもち(プロフ) - 左右田湊翔さん» リクエストありがとうございます!遅くなりそうですがやらせていただきます! (1月23日 20時) (レス) id: 2dcf268308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちびーむ | 作成日時:2024年1月3日 21時